インターナショナルな香り!
ニセコの本格的マウンテンリゾート
「ヒルトンニセコビレッジ」ニセコ町/北海道

 スキーリゾートととして知られる世界中のマウンテンリゾート地をみると、どこも冬のハイシーズン以外は見逃されがちですが、私は、夏のマウンテンリゾートの良さを誰よりも知っている人の一人だと自負しています。

 なんだ、自慢話?なんて思わずに、まぁ聞いてください。もともと山を愛し、森が大好きな私は、かつてスイス・アルプスの麓にある世界的な山岳リゾート地'グリンデルワルト'に暮らし、現地で「スイス政府公認日本語観光案内所」に勤務していた経験があり、その魅力を肌で知る一人でもあるのです。スキー場であるゲレンデは、夏になると高山植物が咲き乱れ、カウベルを首につけられた牛がガランゴロンと音を立てながら草を食む中、縦横無尽に走る散策路を清浄な空気に包まれ歩いていると、物語'アルプスの少女ハイジ'の舞台に立つ主人公にでもなったかのような気がしてきます。緑濃い山の夏は清々しく、目にも心にも優しい爽快さに包まれているのです。

 ニセコも同様に夏の醍醐味をたっぷりと体験させてくれました。さらに、本格的マウンテンリゾートとしての役割を大いに期待される「ヒルトンニセコビレッジ」では、冬は言うまでもありませんが、爽やかな夏にこそ恵まれた大自然の中で様々なアクティビティが用意され、楽しいバカンスが過ごせそうです。

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 まずは「ヒルトンニセコビレッジ」が提案する夏ならではのアクティビティを幾つかご紹介しましょう。山や高原ならではの醍醐味は、起伏の豊かなロケーションにあります。ニセコには日本百名山のひとつである'羊蹄山'(標高1898m)が聳えています。富士山と見紛うような美しいシェイプの山はニセコのシンボル的存在でもあり、リゾートは、その周辺の森や湖を空から眺める『早朝気球体験』を提案。地上30mから眺める'羊蹄山'の絶景はそれはそれは感動ものです。また、ゴルフやパークゴルフ、ディスクゴルフなど、普段なかなかできなかったスポーツ系の遊びも楽しいですね。森では森林浴はもちろん、レンタルサイクリングは基本でしょう。フィトンチットを胸いっぱいに、運動不足も解消できそうです。他にも近くの渓流でインストラクターと共に楽しむラフティング、ホテルの隣の広場に作られたツリートレッキング、フライフィッシング、乗馬体験などなど、バラエティに富んでいます。つまり自然を遊び場にすると、人は本能的に体を動かしたくなり、なんでもできてしまうのかもしれませんね。

sekine0807_b.jpg乗馬や羊蹄山を望むコースでのゴルフ、渓流で楽しむカヤック、ツリートレッキングなど夏ならではのアクティビティ

 遊び疲れてしまっても、ここには源泉掛け流しの温泉大浴場やスパがあるから大丈夫。大自然や先住民アイヌのスピリットをコンセプトにした「ワッカスパ」では、呼吸法やリチュアルで心も体も癒してくれます。もちろん忘れてならないのは食事です。北海道は言うまでも無く山海の幸が豊富。ジャガイモやトウモロコシ、カニや雲丹など、幾つものブランドが有名ですが、肉類、蕎麦、根菜類、ミルクとその加工品など美味しいものが勢揃い。「ヒルトンニセコビレッジ」ではそれら豊富な地元産食材を利用し、日本料理、鉄板焼き、寿司、ブッフェ、グリル料理などレストランも揃っています。

sekine0807_d.jpg源泉掛け流しの温泉、露天風呂

sekine0807_e.jpg(左)新鮮素材が並ぶブッフェの朝食(右)快適な客室のひとつ、窓から羊蹄山の絶景を望む

sekine0807_c.jpgゆったりとしたロビーラウンジ

いかがですか、いろいろと想像するだけで行ってみたくなりませんか?
今年の夏は、北海道の大自然とその雄大な魅力を再発見するチャンスかもしれません。(K.S)


ヒルトンニセコビレッジ

北海道虻田郡ニセコ町東山温泉
☏:0136-44-1111(ホテル代表) Fax/0136-44-3224
http://www.hilton.co.jp/niseko/
客室数/506室
施設/レストラン、バー&ラウンジ、カフェ、ショップ、スパ、温泉、フィットネスセンター他
客室料金/「Pure」スーパーパスポート」(10月18日まで)など
様々なプランや特別料金があるので要問い合わせ
問い合せ先/現地、又は03-5405-7700、
0120-489-992(東京03地域以外から通話無料)
アクセス/新千歳空港から直行バス(冬季&一部夏季のみ、2~3時間)
JR倶知安駅またはJRニセコ駅からホテルシャトルバス、タクシーで20分

                    

Kyoko Sekine

ホテルジャーナリスト

スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。

http://www.kyokosekine.com

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