大人も充分に楽しめる空間
ディズニーの魔法にかかったようです。
「東京ディズニーランドホテル」浦安市舞浜/千葉県
ホテルへBon Voyage 2010.01.22
2008年7月8日、デザイン監修「ウォルト・ディズニー・イマジニアリング」によるディズニーホテル3軒目の豪華なホテルがオープンしました。ディズニーランドで最も目立つメインエントランスの真正面に建ち、華やいだヴィクトリア朝様式のデザインに統一された大型ホテルです。なぜ、ヴィクトリア朝様式? それは、「このデザインモチーフはウォルト・ディズニーが20世紀初頭、ヴィクトリア時代の末に生まれ、その時代の価値や理想を大切にしていたことから、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートをはじめとする、各地のディズニーリゾートのホテルで採用されている」(東京ディズニーランドホテル概要公式リリース)ということだそうです。
まるで物語の中の館のようなゴージャスなホテル
ディズニーランドならではの夢のような館に一歩足を踏み入れると、メインエントランスは、世界中のディズニーホテルの中でも最大級というアトリウムロビーが広がっています。天井高は30m。かなり大きな空間ですが、このホテルにはローシーズンなど無いと言わんばかりに、いつ訪れても家族連れや若い恋人たち、女性グループで賑わっています。静かなロビーで寛ぎたいなんて思うなら、選択ミスかも? 賑わってこそ生きてくるホテルなのですから。
(左)吹き抜けのロビー(右)吹き抜けのロビーから見えるエレベータの鉄柵
ロビー内にも大きなミッキーがいる
スウィート専用ラウンジ「マーセリーサロン」のレセプション
それでも同フロア(3階に当たる)のロビーラウンジ「ドリーマーズ・ラウンジ」では、夕暮れ時ともなると、ちょうどディズニーランドやホテルのイルミネーションが美しく輝き始め静かなひと時を迎えます。ロマンチックな雰囲気に包まれ、これから夜を迎える前のほんのひと時、大人たちに許された嘘のような静けさが漂い始めます。子供連れのファミリィは1日中ディズニーランドで遊び疲れ、きっと、早い夕食の時を迎えているのかもしれません。
(左)ミッキーマウスに囲まれたコンシエルジュフロアの客室(右)客室のバスルーム・アメニティもディズニー・ブランド
また、驚きはレストランにもありました。ブッフェ・レストラン「シャーウッドガーデン・レストラン」のアイテムの多さには驚きでした。いつも混雑しているせいで料理も常に補充されて新しく、美味しそうに仕上げられた数々に思わず食欲が・・・。これなら子供たちどころか、大人だって大喜びでしょう。
さらにとっておきのレストランをご紹介しましょう。エッセンス・オブ・スタイリッシュキュイジーヌ「カンナ」では、地産池消をモットーに、オリジナル創作料理が提供されているんです。最近までメニューに載らなかった「野菜コース」が、現在、はれてメニューに登場中。新鮮で安全、美味しい野菜尽くしのコースはヘルシーなお薦めコースです!
ホテルの客室は全部で705室。中でも人気はキャラクタールームで、ディズニー映画に登場するそれぞれのキャラクターをテーマとした部屋が138室。「ディズニーピーターパンルーム」「ディズニー不思議の国のアリスルーム」「ディズニー白雪姫ルーム」「ディズニーシンデレラルーム」など、夢一杯のムードに子供たちの喜ぶ顔が浮かぶほどです。
ホテルの夜景、右奥はディスニーランド
高級ホテルだけにサービスは徹底し、訓練されたスタッフが笑顔で接してくれるのも快適でした。気持ちのいいサービスだからこそ、ディズニーランドでの楽しい思い出を一緒に持ち帰れるのです。こうした各所のきめ細やかなサービスこそ、リピーターの減らないディズニーランド成功の'秘訣のひとつ'であるに違いありません。(K.S)
東京ディズニーランドホテル
Tokyo Disneyland Hotel
東京ディズニーランドホテル(代表)TEL: 047-305-3333
東京ディズニーランドホテル専用予約ダイアル
TEL: 0570-05-1118(PHS、IP、国際電話 045-345-0708)
http://www.disneyhotels.jp
客室数:全705室(全室禁煙)
料金:プランやパッケージも多いため要問い合わせ
施設:コンシエルジュ・スウィート専用ラウンジ「マーセリンサロン」、
レストラン2軒、ロビーラウンジ、屋外プール(夏季)、
ショップ4軒、宴会場、エステティックサロン、ガーデン4箇所
アクセス:東京駅からJR京葉線・武蔵野線で約15分「舞浜駅(南口)」下車
ディズニーリゾートライン「東京ディズニーランド・ステーション」前

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com