ビジネスマンにも旅行者にも嬉しい
ウルトラモダンな実力派ホテルの誕生です。
「east(イースト)」香港
ホテルへBon Voyage 2010.04.30
私たち日本人にはあまり馴染みのないエリアでしたが、香港では「セントラルに次ぐプレミアビジネスの中心」といわれる'ワン・アイランド・イースト'に、キャセイ航空で知られた「スワイヤーグループ」3軒目となるホテルが、2010年1月にオープンしました。基本はビジネスユースが中心のホテルですが、家族連れにも、観光客にも、居心地の良さは私がすでに滞在して承認済みです。
(左)ホテルの外観、隣のショッピングモールには直結(右)広々としたロビーエリア。すべて紙を使わないエコ・ハイテクなチェックイン
スタイリッシュでモダンなインテリア、紙類を極力使わずインターネットやi podで処理する、ペーパーレスに最初は驚かされるハイテクなホテルです。ホテルに一歩入ると広いロビーに吹き抜けの天井、大きなガラス窓に開放感をたっぷりと感じます。客室にはスウィートルーム以外はバスタブがありませんが、快適なシャワーに文句なし。アメニティも充実し、コーヒーマシン、棚に入ったポテトチップス、クッキー、チョコレートなどスナック類、電気ポット、ティーバッグなどがずらり。室内に用意されているキャンパス生地で作られた袋入りのスリッパもお洒落です。さらに、24時間営業のジム、ジュースバーの隣接する屋外スイミングプール、24時間ルームサービスなど、さすがに、世界のビジネスマンを相手にしている香港ならではのサービスだと思いませんか? 世界ではもう、ホテルはタイムレスなんですよね。
(左)「鳥の巣」と呼ばれるモニュメント(右)オーシャンビューの客室のひとつ
コーナーのスウィートルーム。ヴィクトリア湾や九龍島が望める
特に凄いのはレストランの充実です。カジュアルなレストラン「Feast」ではインターナショナルキュイジーヌを提供していて、テイクアウトも可能です。しかもここのブッフェはなかなか凄い。他のどのホテルにも引けを取らない充実のアイテムが所狭しと並び、すべて手作りのパンやケーキ類まで、これを目当てに 泊まりたいくらいです。またアラカルトもオリジナル性のある構成で、ジュース類も充実し、思わずニンマリするほどなのです。
天井の高いレストランは料理の充実で地元の人にも大人気
(左)自慢のステーキはボリューム満点(中)ブッフェの豊富な前菜とサラダはこのレストランの人気者(右)朝食に頼んだリッチなオムレツ
このホテルには香港最大級のショッピングモールも隣接されており、なんと無印良品の大きなショップもありました。聞けばこのエリアは、日本人ビジネスマンも多く働く、 多国籍企業の集中するエリアなのだそうです。ホテルの周辺のマンションもスワイヤーグループの持ち物だと聞きました。普段、香港と言えばセントラル、コー ズウェイベイ、九龍島のチムシャーツィなど、香港のほんの一部しか知らないのですが、こうして新たに開拓し、新しい香港を知るのも新鮮でした。場所はとて も便利なところで、セントラルからも車で20分ほど。空港からは45分で来ます。地下鉄の駅まではわずか5分という、もしかしたら観光客には穴場かもしれません。(K.S)
east
(イースト)
29, Taikoo Shing Road, Island East,
Hong Kong, R.O.C
tel (+852) 3968-3968 fax (+852)3968-3988
www.east-hongkong.com
部屋数:345室(アーバンビュー&ハーバーニュー、スゥイート)
料金:(室料)アーバンビュー/HK$.988~、
ハーバービューHK.$.1488~、スィートHK.$.3500
施設:オールデイダイニング、ルーフトップバー、
ジム、スイミングプール、ジュースバー、他
日本の連絡先/(予約)サミット・ホテルズ&リゾーツ
0120-747-331

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com