まるでインドのお伽噺のような舞台
マハラジャを魅了した狩猟の宮殿をイメージ。
「Amanbagh(アマンバグ)」ジャイプル/インド
ホテルへBon Voyage 2010.12.10
小高い山に囲まれた静かなロケーションにあるリゾートの中庭
敷地の周囲は壁に囲まれひっそりと建つ「アマンバグ」は、ムガール帝国時代(1526年~1858年:アフガニスタンから北インドを攻めデリーを攻略、アグラーを納めてデカン高原までも治め最大建国。その後、英国統治により消滅)の壮麗な宮殿を思い起こさせると言われています。メインとなる棟は荘厳な館の趣があり、内装にはグリーンやピンクの大理石がふんだんに使われ、また、多くの彫刻や貴重なアンティークの調度品も置かれています。外壁に使用しているピンク色の石は地元産のピンクサンドストーン。淡い色合いの温もりのある瀟洒な建物はとても印象的です。
| ![]() (上)小さなコートヤードに描かれた砂絵(中)リゾートの敷地内でアクティビティのひとつ「キャメル・ライディング」の準備をする専門スタッフ(下)近くの小さな町で見つけた「コブラ使い」、まるで絵本の中のよう |
アマンバグのプライベートディナーは少し離れた広大な湖跡'private dinner at a chhatri'で
写真は2枚ともランチでいただいた地元のカレー料理。タンドリーチキンもカレーもスパイシーで素晴らしく美味しい。インドでは朝食にもカレーを食べるがサラッとしたスープやカレーを包んだクレープなど朝食らしくさっぱりとしている
庭側から見たプール・パヴィリオン。淡いピンクストーン造り
パヴィリオン内部はサロン、ベッドルーム、バスルームに別れ、贅沢なインドらしさとモダニズムが融合され高級感のあるデザイン
大きな鏡に見守られるようなベッドルーム。鏡の後ろ部分がバスルームに
長いコリドール(通路)に囲まれたメインプールと、奥に見えるのがレセプション、レストランのあるメイン棟
(左)スパのレセプションエリア。(右)インド本場のアーユルヴェーダが可能なトリートメントルーム

(アマンバグ)
Ajabgarh, Alwar 301027 Rajasthan India
Tel/+91-1465-223-333 Fax/+91-1465-223-335
www.amanresorts.com
客室数/40室(Haveli + Pavillion)
料金/( 2011年4月30日まで)
ハベリ・スィート US$.700~900,
プール・パヴィリオンUS$.1250,
(2011年5月1日以降)
ハベリ・スィートUS$.550~750,
プール・パヴィリオン US$.1150
施設/レストラン、テラスダイニング、ルーフテラス、ライブラリィ、プール、
スパ、ラウンジバー、オーガニックガーデン、コートヤード、他、
車の送迎/(ニューデリーからラジャスタン、約120km)デリー空港〜アマンバグまで4時間半、350US$
デリーからアマンバグへは、ジャープールまで空路1時間、ジャイプールから陸路で約2時間半となる。デリーから車で直接向かうこともできる。その場合の所要時間は約4時間半から5時間半程度。
予約先/フリーダイアル KDDI:(001)010-800-255-2626

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com