大阪に誕生した豪華なホテルは
日本初進出のエレガントなブランド
「セント レジス ホテル 大阪」大阪/日本
ホテルへBon Voyage 2011.08.05
世界的なホテルグループ「スターウッド・ホテル&リゾート」の中でも、ラグジュアリーなトップブランドとして知られたホテル'セントレジス'が日本初進出を果たし、2010年10月に大阪に誕生しました。立地は、官公庁やブランド店が軒を並べる御堂筋の一角です。27階建てのビル内にある「セント レジス ホテル 大阪」の客室は、17階~27階に全160室。ゲストの顔が見える規模であることから、きめの細かいリクエストにも応えられるよう、万全のもてなしと、さらにバトラーサービスが受けられるという贅沢が提供されています。
ホテルの外観。1階、2階、11~27階がホテル部分
この7月に訪れたのですが、スタッフにも、ホテル自体にもまだまだ初々しさが感じられました。大阪という土地柄に詳しくない私ですが、とても便利な場所にあることや、スタッフの気取らない人柄や、オープンな雰囲気のお陰で快適に過ごせました。
ニューヨークを彷彿とさせるエレガントなエントラス
(左)天上高のあるレセプション(右)レセプションに隣接するロビーラウンジ
ホテルが生まれた御堂筋には、古くから商業や経済に於いて、大阪発展の礎となった歴史が残ると言います。また御堂筋周辺は景観保護にも力を入れ、緑が多いのも快適です。連なる銀杏並木は、'大阪みどりの百選'や、'市の指定文化財'にも指定されているといい、こうした環境はホテルにとって大切なポイントでもあります。
レセプション階にある日本式ガーデン
ホテルは高層ビル内の1、2、11階~12階を占め、ロビーは最上階の12階にあり、明るい光の差す天井の高い空間に新しいホテルの息吹が感じられます。直営のレストランとバーは3ヵ所、フレンチの「ル ドール」、メインダイニングのイタリアン「ラ ベデュータ」、そして「セント レジス バー」です。知らなかったのですが、人気の飲み物である'ブラディ マリー'はセントレジス発祥の飲み物なのだそう。ここ大阪ではそのオリジナル版'ショーグン マリー'が提供されています。また、イタリアンのシェフは日本人ですが、若干29才の若さで一流ホテルのシェフとなった際の持ち主。料理にも思いがけない素材選びや、プレゼンテーションの仕方にまで若いシェフのアイデアと手腕が光っていました。
(左)2階に位置するフレンチ「ル ドール」(中)メインダイニングのイタリアン「ラ ベデュータ」(右)高級感漂うバー・ラウンジ
(左)グランド デラックス プリメア ルーム(右)萩 スイート ルーム
エステエティックサロン「Sothys spa」
もうひとつハンドテクニックで、エステティックの王道を行くサロン「イリディウム フィーチャリング ソティス」があります。贅沢なサロンでは豊富なメニューを提供、高度な技術でボディ&フェイシャルのリラックスを誘ってくれます。プライベート感に溢れた快適な空間では、1946年にパリに誕生した、老舗のエステティックサロンの技術が受けられるとあって楽しみにしていましたが、滑らかに肌の緊張を解すハンドマッサージは、まさにゴッドハンドでした。(K.S)
セント レジス ホテル 大阪
大阪府大阪市本町3丁目6番12号
Tel 06-6258-3333 Fax 06-6258-3337
www.stregisosaka.co.jp/
部屋数:160室(含スイート12室)
料金:69000円~80000円、スイート164000円~800000円、
*期間限定宿泊プランあり:ブッフェ朝食付き
74000円デラックスルーム→22500円~、他
施設:レストラン2箇所、バー&ラウンジ、エステティックサロン、
バンケットルーム、テラススペース、他
アクセス:(電車)新大阪駅より地下鉄御堂筋線で14分「本町駅」下車
JR大阪駅より地下鉄御堂筋線で「梅田駅」より6分「本町駅」下車
地下鉄御堂筋線「なんば駅」より3分「本町駅」下車
「本町駅」7番出口出てすぐ。

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com