アラビア海の碧とアーユルヴェーダ、
心も体も癒されるインドのビーチリゾート。
「Park Hyatt Goa Resort and Spa
(パーク ハイアット ゴア リゾート アンド スパ)」
ゴア/インド

 インドは南アジア随一の面積を誇り10億人以上もの人口を持つ大国。そのインド亜大陸(半島とも言う)はインド洋に付き出し、南西部はアラビア海に、南東部はベンガル湾に接しており、海岸線は7000kmといいますから気が遠くなるような大きさです。南インドに位置するゴアは、白い塔を持つ美しい教会が多いことで知られています。町のあちこちには「ゴアン・ハウス」と呼ばれる美しく優雅なレジデンスが残り、最近では、欧米のハウスコレクターや企業の手に渡っているというほど人気があります。こうした家並みは、かつてこの地域がポルトガル領であったためコロニアル建築が多く残り、キリスト教会も多く残っているとのことです。

sekine120113_a.jpg敷地の中央部に位置する白い建物は無宗派のチャペル塔。

sekine120113_b.jpg(左)宿泊棟の一部。この棟の客室はすべてオーシャンビュー。(右)伝統と現代性が融合されたメイン棟ロビー。

 そのエキゾチックな美しいリゾート地にあるのが、'パーク ハイアット ゴア'です。海辺に佇む静かなリゾートで、オープンは2002年12月26日でした。敷地は45エーカーという広大な土地。敷地内には贅沢な2階建てのテラコッタ建築が建ち、リゾートに相応しい和らいだムードを醸し出しています。ただ、所々に見られる碧い絵タイルがポルトガル支配の名残りであるアズレッジョを思わせます。リゾートは海に面してはいるものの中央には大きなプールがあり、多くのゲストはこのプールやプール際で1日中寛いでいるのです。

sekine120113_c.jpg敷地の中央を占める広いプール。椰子の木の奥には海が広がる。

sekine120113_g.jpg(左)庭を通して海が見渡せるプレジデンシャル・スイート。(右)エグゼクティブ・スイートの寝室。

sekine120113_h.jpg最もポピュラーなパークルーム。

 レストランは北インド料理、ゴア料理(南インド料理のほうが辛め)をメインに多種にわたり、イタリアン、グリル料理、オールデイ・ダイニング&ペストリー、プールサイドバー、ラウンジバーなど様々。それに、ひとくちにインド料理と言っても、南と北では大きく違うことを改めて知りました。どちらもスパイスをたくさん使うのは同様なのですが、北インド料理は中東の影響が大きくあり、ナン、チャパティなどパン類を主にし、ガラムマサラや牛乳なども多用します。日本でも人気のタンドーリも北の料理法なのをご存じですか? 南インド料理はお米が主食。ココナッツミルクを多用し、菜食やシーフード、豆料理も多くあっさり系で、バナナの葉に盛りつけて手で食べるミールス(正餐)が有名です。

sekine120113_d.jpg(左)毎日手作りのパンが楽しめるベーカリー。(右)イタリアン・トラットリアのピザ作り。

 食べ物の話ばかりではありません。パーク ハイアット ゴアには、本格的なアーユルヴェーダが受けられる「セレノスパ」があります。アウトドアのセラピースペース、スチームルーム、美容室、ジム、エアロビスタジオ、ヨガスタジオなどが揃い、トリートメントルームも16室という充実したスパエリアとなっています。何しろ「セレノスパ」は、世界的な旅行雑誌からも絶賛され、「デスティネーション・スパ」「アーユルヴェーディック・スパ」「ビーチ・スパ」として、それぞれに'ベスト'の賞を受賞。高い人気を誇る優秀なスパなのです。(K.S)

sekine120113_e.jpg(左)「セレノスパ」のエントランス・ロビー。(右)アーユルヴェーダのハイライト「シロダーラ」の施術。

sekine120113_f.jpg(左)植物のヘナで描くタトゥーは殺菌効果があるが現代はお洒落も兼ねる。(右)ビーチでの早朝ヨガ。

Park Hyatt Goa Resort and Spa
(パーク ハイアット ゴア リゾート アンド スパ)

Arossim Beach, Cansaulim、South Goa
403 712 India
Tel: +91 832 272 1234 Fax: +91 832 272 1235
hyatt.jp/hyatt/wwg/hotels/goarg/index.jsp
部屋数:250室
料金:2名利用の1室料金
13500~87000(インディアンルピー)
施設:レストラン各種、屋外プール、スパ、ジム、サウナ、
エアロビスタジオ、ヨガスタジオ、プライベートプール。
アクセス:ゴアのダボリン国祭空港から車で15分、
マルガオ鉄道駅から車で20分。
日本の連絡先:(03) 3288 1234、(フリーダイアル)0120 51 2343

Kyoko Sekine

ホテルジャーナリスト

スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。

http://www.kyokosekine.com

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