閑静な大人のリゾートとして
スタイリッシュに、贅沢に。
「The Balé」~バリ島/インドネシア~

 インドネシアのバリ島ヌサドゥア地区には大型のホテルが目立ちますが、ここ「ザ・バレ」は、2001年1月のオープン以来、ブティック型のホテルとして、そのスタイリッシュさと大人の過ごす閑静な雰囲気を貫いています。

sekine_120827_188.jpg(左)エントランスからロビーに向かう(右)エントランスのアプローチ

建築デザイナー、アントニオ・リウの出世作として知られるこの建物は、建築ファンも多く訪れるといい、16歳以上を受け入れる大人のホテルですから、休暇をゆったりと過ごす環境が整えられ、ホテル敷地内は白を基調とした'大人カラー'で纏められ、余計な物を配さないシンプルモダンが際立っています。

sekine_120827_185.jpg(左)スッキリとスペーシーなロビー(右)メインのダイニングやプールエリアへ通じる階段

sekine_120827_195.jpg客室に通じるコリドー

 日本人のゲストが多いのも、1度泊まったゲスト達が、その居心地の良さを口伝えに広めているからなのかも知れません。常に日本人ゲストをサポートしてくれる日本人スタッフも常駐し、木目の細やかなサービスでリクエストに応えてくれていることも大きな理由と言えそうです。

sekine_120827_200.jpg客室のあるエリアのスペース

 ヌサドゥアの賑やかな道路からリゾート内に一歩入ると、正面に聳える真っ白で大きな階段が印象的に目に飛び込んできます。広くゆったりとしたこの階段を上ると、「ザ・バレ」のメインダイニングであるレストラン「フェイシス」があり、メイン・プールや「フルイド・バーラウンジ」に囲まれ、リゾートにいるという開放感に包まれます。レストランは他にもう一箇所、「スパ・アット・ザ・バレ」の一画に作られたスパ・キュイジーヌを提供する「ブリス・レストラン」があり、ヘルシーな食事や飲み物を中心に楽しめます。

sekine_120827_209.jpgオープンエアのメインダイニング

 広い敷地ですが、客室はたったの29室。贅沢なスペースの中、2007年にはデラックス・パヴィリオン6棟がオープン。私が滞在したデラックス・シングル・パヴィリオン(240㎡)には、8×4mのプライべートプールの他、デイベッドの置かれたバレがあり、客室からでなくてもゆったりとリゾートを楽しめるよう工夫されています。

sekine_120827_229.jpg(左)晴れた日のプール(右)夕暮れ時のメイン・プール

sekine_120827_140.jpg(左)ヴィラの庭とプライベートプール(右)ヴィラの庭に造られたデイベッド

sekine_120827_130.jpg(左)ヴィラのベッドルーム(右)ヴィラのバスルーム

 メインレストランの「フェイシス」では、バリの郷土料理のほか、イタリアンを基本としたコンテンポラリィ料理が提供されています。カジュアルなオープンキッチンで創られる料理は、その日仕入れた新鮮な魚介類を中心にシーフードがお薦めです。でも、パスタも肉料理も美味。

w500_375_160.jpg客室に置かれたウエルカム・フレッシュジュースと手作りクッキー

小さいホテルの魅力は、マニュアルではないサービスが生きていることにあります。そして今、「ザ・バレ」のリピーターが心待ちにしているのが、ホテルの新しいレストランのオープンです。新規工事中でオープンが待たれるこのレストランは、イタリア料理を中心に、外からのゲストも直接入れるような作り。今か今かと待ち望んでいるのは、きっとスタッフも同様でしょう。

The Balé

Jl, Raya Nusa Dua Selatan, P.O. Box 76, Nusa Dua
Tel: 0361-775111 FAX: 0361-775222
http://www.thebale.com
客室:ヴィラ26棟
料金:US$.635~1080,
(数々のキャンペーンがありお得な情報満載・URL参照)
施設:スパ施設、ヨガスタジオ、ライブラリー、レストラン、
バレ宿泊者専用のビーチクラブ、他

Kyoko Sekine

ホテルジャーナリスト

スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。

http://www.kyokosekine.com

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