オニール八菜、シャネルのオートクチュールで舞う。
2022.04.20
シャネルのアーティスティックディレクターのヴェルジニー・ヴィアールが手がけた2021/22年秋冬 プレコレクション。今季は、シーズンのキャンペーン広告を務めるモデル、オラ・ラドニカが日常的に好んで装っているマスキュリン&フェミニンなスタイルが着想源になっている。
メゾンのキーコードを再解釈した2021/22年秋冬 プレコレクション。今シーズンのキャンペーンビジュアルは、フォトグラファーのヴァレンティン・ジャコベッティが今回の着想源となったポーランド出身の人気モデル、オラ・ラドニカを撮った。
「シャネルらしいクラシックさに、70年代のムードとパンクな要素を取り入れたエレガントなコレクションです」と語るのは、オラ・ラドニカ。
アーティスティックディレクターのヴェルジニー・ヴィアールが今季のインスピレーションソースとしたのは、いつも自然体のオラから生まれるマスキュリン&フェミニンなスタイルだ。
「私個人の着こなしについて、自分では気づかなかったことたがたくさんある。自身のスタイルを定義しようとしたこともなかったし。でもシャネルとの出合いを通して、私のスタイルを発見しました」(オラ)
Look01 ©CHANEL
Look02 ©CHANEL
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Look04 ©CHANEL
Look05 ©CHANEL
オラの装いをヒントにし、黒と白にピンクやグレーを加えたコントラストのある配色、そしてツイード、レザー、ニット、カシミア、シルクなどメゾンのDNAを凝縮させた素材が並ぶ。
そしてオラらしいマスキュリンなシルエットは、ワイドカラーでオーバーサイズのウール&カシミアのコートやグレーのショートダッフルコートなどのデザインに落とし込まれた。
ルックの随所にちりばめられたのは、スパンコールをあしらったツイードや愛らしいピンクのカラーパレットなど、可憐さを纏ったフェミニンなエレメント。
マスキュリン&フェミニン、快適さ&タイムレスなエレガンスを見事に融合させたコレクションに仕上がっている。
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グレーのツイードが新鮮。バッグ「CHANEL 19」(H16×W26×D9㎝)¥635,800、コロンとしたフォルムはスタイリングのアクセントにも。バッグ「ヴァニティーケース」(H17×W13×D11㎝)¥530,200/ともにシャネル(シャネル カスタマーケア) ©CHANEL
愛らしいピンクのファーに映えるブラックの格子柄。バッグ「フラップバッグ」(H17.5×W28×D10.5㎝)¥665,500、ストラップにも中綿を使用した心憎いデザイン。チェーン付きクラッチ(H12×W11×D7㎝)¥312,400/ともにシャネル(シャネル カスタマーケア) ©CHANEL
ベルクロに配したロゴがさり気なく目立って。サンダル(ヒール3㎝)¥190,300、キルティングをあしらったウェッジソールは、シャネルならでは。サンダル(ヒール6㎝)¥210,100/ともにシャネル(シャネル カスタマーケア) ©CHANEL
潔いブラック&ホワイトで軽やかな足元に。ブーツ(ヒール1㎝)¥183,700、エナメル×ナイロンのブーツはトレンドのボリュームあるスタイルに一役。レースアップブーツ(ヒール4.5㎝)¥196,900/ともにシャネル(シャネル カスタマーケア) ©CHANEL
text: Tomoko Kawakami