スターたちがランウェイを彩るシャネルのショーが東京へ!
Le cercle Chanel 2017.06.21
昨年12月、パリの5ツ星ホテル、リッツ・パリで発表されたシャネルの2016/17年メティエダールコレクション パリ コスモポライトが先月、東京で再び、披露された。会場となった東京の綱町三井倶楽部で、ガブリエル・シャネルが愛したリッツ・パリの雰囲気を再現。
会場となった綱町三井倶楽部。1913年に建てられた美しいヨーロピアンスタイルの邸宅が、リッツ・パリのスピリットを見事に再現している。 ©CHANEL
今回、シャネルにとって3年ぶりとなった東京でのショーのオープニングを飾ったのは、あのリリー=ローズ・デップ。さらには、シルベスター・スタローンやローリン・ヒルの愛娘たちもモデルとして登場し、ランウェイに華を添えた。そして、フロントローには、ウィロー・スミスやキャロリーヌ・ドゥ・メグレなど常連の姿も。


リリー=ローズ・デップや小松菜奈がランウェイモデルとして登場。 ©CHANEL


表情豊かにランウェイを歩くモデルたち。 ©CHANEL
ショー当日の活気溢れる様子を伝えるショートフィルムは必見。ランウェイやフロントローに登場したセレブリティたちのコメントも! ©CHANEL
>>ランウェイに登場した中条あやみにインタビュー!
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中条あやみが語る、シャネルのクリエイションの魅力。
©CHANEL
並み居る世界の2世セレブがモデルとして脚光を浴びる中、日本からはシャネルとも縁の深い中条あやみがランウェイに登場。ゲストではなく、モデルとしてショーに出演するのは初めてとのことで、緊張したとか。
「1年前に初めて、シャネルのショーを見せていただいて以来、3回ほど拝見しましたが、まさか自分がランウェイを歩く日が来るとは思っていなかったので、今日は夢のような時間でした。ショーで自分が着せてもらったコーディネートも気に入っていますが、一緒にモデルを務めたイギリスの女優さん、エリー・バンバーさんが着ていたビーズで花の柄を刺繍したドレスもすごく素敵でした。本当に手間と時間がかかっているのが分かるドレスで、うっとりします」
©CHANEL
シャネルの手仕事に感銘を受けた中条さん。もし、自分自身のことを何かを通して表現するなら、何を選ぶ?との問いに。
「このシャネルのコレクションだったり、映画などもそうですけれど、何もないところから、何かを作り上げることは本当に大変なこと。それができる人たちって本当にすごいなと思うし、私には、できない気がします。演技の仕事の場合、役をいただき、セリフを与えてもらうことで、やっと私にもできることが生まれるんです。私自身はゼロベースから何かを作り出すより、服を着たり、役を演じることを通して、何かを発信できていけたらいいなと。自分だけでなく、さまざまな人の力を借りて、みんなで一緒に何かひとつのものを作り上げていく方が私には向いているし、同じゴールを目指して、全員で進んでいくプロセスが好きですね」
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>>話題の英国人女優、エリー・バンバーにインタビュー!
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新進気鋭の女優・エリー・バンバーお気に入りのルックは?
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昨年のパリで開かれたショーにもモデルとして参加し、今回の東京でも、そのチャーミングな笑顔を振りまきながら、ランウェイに登場した英国人女優のエリー・バンバー。イギリス映画界だけでなく、世界からも脚光を浴びる彼女は、トム・フォードが監督を務めた第2作品目の映画『ノクターナル・アニマルズ』に出演したことでも注目を集めている。そんなエリーもシャネルのアンバサダーのひとり。今回は、初めての東京滞在で、ワクワクしていると話す。
©CHANEL
「私はリッツ・パリでのショーでもモデルを務めさせてもらったのだけど、東京でのショーも、その時の雰囲気がすごく忠実に再現してあって、とても楽しかったわ。パリと東京で同じような空間や空気感を作り上げてしまうなんて、すごいことよね! 今回のコレクションの中でいちばん気に入っているのは、私が今回着た花のモチーフを刺繍したドレス。とても繊細で、手仕事が光る一着よ。このドレスを着て、雑誌「ヴァニティ・フェア」のオスカーのパーティにも出席したわ。私自身、自分を表現するのは、やっぱり演じることだと思う。別の誰かを演じることで、物語を伝えることはとても興味深いわ。あと、歌うことも、私にとっては大切な自己表現のひとつよ」
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>>エリーたちを魅了した、シャネルの芸術的な手仕事にクローズアップ。
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シャネルの芸術的な手仕事にクローズアップ。
メゾンが誇るメティエダール(芸術的な手仕事)の技を贅沢に使った2016/17年メティエダールコレクション パリ コスモポライトは、ルサージュの刺繍に、ルマリエの花やフェザーの飾り、そしてマサロの靴など、シャネルが誇るアトリエのテクニックを凝縮した素晴らしい仕上がりに。エリー・バンバーが東京のショーで着用したルックの刺繍は、ルサージュのアトリエが制作した。その制作行程の一部をご紹介。


刺繍はシャネルのスタジオが考えたパターンをもとにデザインされ、トレーシングペーパーに描かれる。このトレーシングペーパーはその後、刺繍の位置を決める際も使用するので、とても重要な役割を果たす。 ©CHANEL


ドレスの上半身の部分は、シルバーメタルとクリスタルが施されたメッシュ素材。葉や花の形をしたパーツや小さなビーズ、青や黄色の糸で刺繍されている。 刺繍はリュネビルという特殊な技法を使用して行われる。 ©CHANEL
今回、このメティエダールコレクションの東京での発表に合わせ、シャネルはインターネット上で“サヴォアフェール プログラム”を開催。指定のハッシュタグをつけて、インスタグラムに各自の“サヴォアフェール”を投稿してもらう仕組みで、写真や動画、刺繍などさまざまなジャンルの自己表現が集まった。その中から選ばれた「ベストサヴォアフェール」の5名も東京でのランウェイショーに招かれ、そのシャネルの圧倒的なクリエーションを体感した。
うっとりするほど美しいシャネルのサヴォアフェールをムービーでもチェックして。 ©CHANEL