シャネルを着るヴァネッサ・パラディを特別公開!
Le cercle Chanel 2018.03.28
先月、フランスのアカデミー賞ともいわれ、国内で最も権威のある第43回セザール賞の授賞式が行われた。今年の授賞式にはフランスを代表する女優、ヴァネッサ・パラディが作品賞のプレゼンターとして登場。
シャネルによる2018年春夏のオートクチュールドレスを纏い、授賞式に参列したヴァネッサはひときわ輝きを放つ存在として注目を集めた。
第43回セザール賞の授賞式でプレゼンターを務めたヴァネッサ・パラディ。 ©CHANEL
今回、ヴァネッサがチョイスしたのは、カール・ラガーフェルドが彼女のために特別に用意したドレス。スパンコールやパールなどの装飾や刺繍を施したビスチェドレスの上にシルクシフォンのポンチョを重ねたデザインについて、「ヴァネッサが纏うと、まるで優雅な風車や、幾重もの羽を誇る蝶のようだ」とカールは語る。
カール・ラガーフェルドによるスケッチ。 ©CHANEL
授賞式に先立ち、シャネルのアトリエでドレスのフィッティングを行ったヴァネッサ。制作に370時間を要した今回のドレスに身を包み、臨んだ授賞式はヴァネッサにとっても特別だったよう。
カール・ラガーフェルドがデザインしたシャネルのオートクチュールドレスを身に着けられることは、本当に幸運なこと。それはとても特別な体験よ。成熟した女性であり、無垢な少女のようでもある。どちらの気分も味わうことができる。
私がピンクコーラルのドレスを選んだのは、この美しい色合いが人生の喜びを感じさせてくれるから。動くたびに揺れるシフォンの袖や裾は、まるでスローモーションのように美しいわ。シルクシフォンの肌触りも素晴らしくて、オートクチュールドレスを纏っている、ということを実感することができたわ。
シャネルのアトリエにて。 ©CHANEL
フィッティングするヴァネッサの、
さまざまな表情をキャッチ。
texte : TOMOKO KAWAKAMI, graphisme du titre : KAORU MASUI ( [tsukuru] )