フランス人シェフのレシピを、子どもと一緒につくろう!

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みなさん、こんにちは! 前回の記事からすっかりご無沙汰してしまいました!
昨年末から始まった新型コロナウイルスの影響で、激変した生活をお送りかと思います。みなさまお元気でしょうか? みなさんの多くはきっと外出を控えた#STAYHOME 籠城生活をされているのではないでしょうか?

我が家も、野うさぎみたいに跳ねまくる双子の「もうすぐ3歳児」を抱えたおこもりに、親だけでなく、思い切り体を使ってあそべない子どもたちのストレスも感じています。特に体を使うことが大好きなぐりは、それでも毎日かなり遊ばせているつもりでも、「絶賛絶叫中」です。全然エナジーが有り余っているみたいです(苦笑)。彼女なりに100パーセント所有しているエナジーを寝るまでにどこかで消費しないといけないわけですからね。

リモートワークでお家で仕事されている方、ご夫婦で家でお仕事されている方は、子どもを見ながらお仕事をされている方は、きっとゆっくり一息つく間もないのではないかと思います。昼寝させるにも時間のかかるうちの子どもたちは、昼寝にも足のマッサージをしています。ぐりはフェイシャルが好きなので、足と顔。そしてぐらはヘッドマッサージが大好きなので、「顔は触らないで頭と額をやってね。」といった具合でほんの5分ほどずつですが、マッサージすると結構素直に寝てくれます。

特に足の裏のマッサージはリラックス効果が高いので、脳の働きがスローダウンしてくれれば、静かになってくれます! また、昼間についつい自分の心の余裕が無くて、ヒステリックにどなってしまったとしても、マッサージでキャッチアップ! 親子でいい気持ちです。

子どものマッサージにご興味のある方は、以前スプリングステップでご紹介したキッズマッサージをご参照ください。全てのステップを行わなくても、腕と顔とか、足だけとか、子どもが好きだというパーツをしてあげるのがいいと思います!

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キッズのマッサージには、ママンモイスチャーバームがおすすめです!アレルゲンゼロの優しい香りでのびがよくベタつかないバームです。

この未だかつてない家族密時間、この状況は変えられないのだから、せめてもうこの中で楽しめることをやろう!と舵きりした方が気持ちがラクですね・・・・・・。非日常に、日常を求めると苦しくなってしまいますよね。

3月の中旬からロックダウンに入ったフランスでは、星付きレストランのシェフや有名シェフパティシエの方々がお家時間をサポートするために、ジェネラスにレシピをインスタで連日公開してくれています。我が家の子どもたちも年齢的に「クッキング」に興味を持ち始め、なんでも料理したがることも追い風になって、最近家ではよく一緒におかし作りをしています。今回は、その中でもすごく簡単でとっても美味しかったレシピをご紹介したいと思います。

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Cyril Lignac (シリル リニヤック)のパンケーキ

「ははぁー」、と平伏したくなるおいしさです。私史上最高のふんわりパンケーキで、パンケーキ屋さんに行くのが恋しくなくなるほどの味です。(好みは人それぞれかとは思いますが・・・・・・)パンケーキミックスを使うのとあまり変わらぬ簡単さですよ! これを一度家で作ってから、毎週日曜の朝の定番メニューになりました。

●材料
小麦粉 300g
ベーキングパウダー 20g
砂糖 50g
卵 2個
ミルク 350ml
バター 50g(溶かしておく)

⚫︎作り方(作り方の記載はなかったので、私の手順をご紹介します)
①スケールにボウルを乗せて、粉類を測って入れる。
(小麦粉を300g入れたらその上に、その上にベーキングパウダー50g・・・・・・、といった具合。)
②粉類を大きめのボウルの上で一気にふるいにかける。
③②のボウルに卵とミルクを⅓くらい入れる。
④攪拌しながら少しずつミルクを足していく。
⑤溶かしバターを入れる。
⑥フライパンにオイル(または少しバターを足し入れて)焼く。

食べる時には、上にバターを乗せなくても十分で、なにもかけなくても美味しいですが、メープルシロップを少しかけたり、ブルーベリージャムをのせたりしても美味しいです。

我が家では、砂糖を白砂糖の代わりにココナッツシュガーを使ったり、シュガーケーンを使ったりしています。牛乳の代わりにアーモンドミルク(無糖)を使ったりもしています。子どもたちが目盛りを読むというのは怪しいので(笑) 、主に粉をふるいにかける、材料をボウルに入れる、攪拌作業をしてもらっています。自分で作った自分のパンケーキはうれしそうです。

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Hélène Darroze (ヘレン ダローズ)のサクサク田舎風アップルタルト

一口目で家族全員が、「Uhmmmm!」と唸ったタルトです(バター多めです!)。

タルトの生地は、市販のPâte Brisée  でも良いですし、それが手に入らない方は、これまたとても簡単にできる、我が家のご近所さんのMadame Danielleのレシピをご紹介します。初めてでもサックサクにおいしくできます!

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【タルト生地】
●材料

小麦粉 200g
バター 100g 1,5cm〜2cmくらいの角に切っておく
塩 少々
水 少々
棒で伸ばす時にもう少し小麦粉を使います。

●作り方
①ボウルに小麦粉と塩を入れる。
②バターを入れて、手で粉を握るようにしながらよく混ぜる。
全体的によく混ざったら、手をさっと水に通して濡らし、再度生地を練る。これを2-4回繰り返し、生地がボロボロせずに一つの塊になるまで行う。
③オーブンシートの上に生地を乗せて、手のひらで塊を潰し、麺棒で転がせるくらいまでにしておく。小麦粉を少しかけて、麺棒で均一に伸ばす。麺棒に生地がくっついたら、また小麦粉を少し振りかけて伸ばす、これを繰り返して、およそタルトの型のサイズまで伸ばす。
④伸ばした生地を型に入れ、底辺をフォークでプスプスと刺す。

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【Hélène  Darroze のタルトの中身】
●材料

りんご 皮をむいて、種を取り、小ぶりのものなら3、4個、大きめなら2個。
小さいりんごなら6つに、大きいりんごなら8つにカット。
砂糖 30gx2
バター 50g

●作り方
①オーブンを200度に温めておく。
②りんごをランダムに中心からタルト生地の上に置く。タルト生地の端から3cmは空けておき、端を折り返す。
③りんごの上からバターを乗せる。
④30gの砂糖を上からふりかける。
⑤オーブンに入れて30から40分焼く。焼き始めて20分くらい経過したところで残りの30gの砂糖を上からふりかける。

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りんごが口の中でとろけて、まるでタルトタタンを食べているような気持ちになりますよ!

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ちなみに、Madame Danielleのタルト生地は、キッシュの生地にも使えます。その時には家ではバターを減らしてオリーブオイルを足して作ります。中身の具材によって、オレガノやクミンシードを練り込ませたりしています。

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私ももともとそんなにお菓子作りをこまめにする方ではありませんでした。でも今回時間ができたことで気持ちにゆとりが持てるようになったのです。いろいろと一緒に作って感じたことは、子どもたちは自分が携わって作ったものが「ちょっと美味しい」のではなく、「すごく美味しい」と、ものすごい自信にあふれているように目に映るのです。

私たちが自分で料理して美味しくできた時に「やった!」と思うように、子どもも自分自身の力に感激しているように思えます。(それがちょっとのお手伝いだとしても)こういうことの積み重ねが自己肯定力につながるんだろうな、と思います。

この「すごく美味しい」レシピのおかげで、大きな発見の機会をいただきました。

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みなさんもぜひ、後から掃除しやすい環境を作っておいてから、(でも多少のベタベタは目をつぶって)ぜひお子様と一緒にシェフのレシピ作りをしてみてくださいね!

いつまで続くかわからぬこの自粛生活ですが、家にいるからこそできる事に楽しみを見つけましょう! もしこれまでパパが一緒の時間をエンジョイする機会が十分でなかったならば、今がチャンス! うちでも家族四人で早めに夕食を済まし、映画を観たりしています。それはそれで、子どもたちにとっては両親と同じ楽しみを共有して、一緒に笑うって宝もののような時間ではないかと思うのです。
毎日山あり、谷ありだと思いますが、美味しいものを食べ、美しいものを見て、心の糧にしながら楽しみを増やして乗り切りましょう!

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SHIGETA主宰、ホリスティックビューティーコンサルタント。美しい肌と体を育むためには心身のバランスこそが不可欠と考え、長年フランスおよび日本にてビューティーメソッドを探求。その経験と実績をもとにバイタリティー・コーチング®を考案。現在は、パリのセレブリティやアーティストのためのパーソナルコーチとして活動するほか、大手化粧品会社や美容機器会社のコンサルティング及びブランドスポークスマンとしても活躍中。近著に『「リセットジュース」を始めよう~パリ美人のダイエット』(講談社刊)など、著書多数。ナチュラルでホリスティックなライフスタイルウェブマガジンSpring Stepの編集長も務める。

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