4歳児ふたりとサバイバル! ホテルで2週間の完全隔離。

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私たち一家は数年前にパリからタイへ住まいを移し、プライベートの拠点をタイの地方都市に、そしてSHIGETA PARISの本社があるパリと日本法人のある東京の3都市を移動するライフスタイルを送ってきましたが、コロナで1年以上タイに足留めを強いられることになっていました。今回久しぶりに日本に帰国し、7月中旬から9月の頭まで家族で日本で過ごしました。そしていよいよタイへ帰国、というタイミングでは、タイ国内のコロナの足音は弱まるどころか強まる一方で、バンコク市内のホテルで14泊の隔離が必須(2021年9月時点)。

部屋から一歩も出ることができない環境で、子どもたちとどのように2週間過ごしたら良いか、まずはホテル選びからスタート。タイでは、隔離環境が整ったホテルが100軒以上ある政府認定リストがあり、その中から気に入ったところを選ぶことができますが、2週間自費(!)です。2週間もホテルに滞在なんて、フランスのヴァカンス並みですが、残念ながらヴァカンスではなくて、隔離(涙)。でも選べる選択肢があるということだけも、ありがたいことかもしれません。

私のホテル選びの条件は3つ。
(1)テラス付き
(2)健康的な食事を提供してくれるところ
(3)3人で過ごすために、ある程度のスペースがあること

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夫は私たちよりもひと足先にタイに帰っており、隔離を先に体験していました。夫から状況を聞くと部屋に窓があっても、窓は開けられないと聞いていたので、そうなると、どんなに部屋が広かったとしても、窓しかない部屋はNGです。

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そして、食事のことを考えると、自分が食べたいようなヘルシーな食事の提供がない所で2週間も朝昼晩食べるなんて、それこそ私にとってはものすごい苦痛ですし、MSG(化学的に作られた合成グルタミン酸ナトリウム)がわりと普通に使われているようなタイで、食事のクオリティをどのように維持するか、これこそ、我が家にとっては、まさに大きな大きな問題なのです。(私が合成MSGで具合が悪くなることがよくある)

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そういうわけで、100軒以上のホテルリストがあったとしても選ぶホテルは消去法で、たった1軒に自然に絞られました。それが、COMO Metropolitan Bangkok Hotelだったのです。COMOリゾートのオーナーは女性で、以前ご自宅に伺って施術させていただいたことがあるのですが、家にヨガパビリオンをお持ちになるほどのYOGI。そしてウェルネスに早くから投資をされているお方でもあります。

昨年末のヴァカンスをプーケットのCOMOホテルで過ごし、ウェルネスキュイジーヌも充実していて、食事がおいしかったことから、迷うことなくCOMOに決定。(それで後からどれだけ救われたことか。。。)

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タイに入国するまでは、コロナの影響により入国許可証申請やら、離陸72時間前のPCR検査やら、何かと準備も多くて、こちらの緊張は高まるばかり。そしていよいよ、私たち3人でタイに飛ぶ日、フライトは3時間遅延、バンコクの空港での書類の確認手続、合わせるとドアトゥドアで計14時間の旅になって、ホテルに着く頃はもうヘトヘト。しかし、ホテルに到着するなりPCR検査が待っていて、娘たちが絶叫する中で粘膜検査を強行。(仕方ないですが)

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ホテルの部屋は、バスルームを入れて50㎡ほど、そしてテラスが30㎡くらいなので、走り回ることは可能な広さ。エキストラベッドの用意をお願いしようか迷ったのですが、遊べるスペースが少しでも広い方が良い、、、と、キングサイズベッドの周りに、ベッドから落ちても痛くないようにブランケットを敷いてもらっていました。

ほかに、DVDプレイヤーの設置、HDMIケーブル、洗ったものを干せるバー(ランドリーのサービスが使えないので、洗うものは最低限に)など、前もって思いついたものは用意してもらっていました。

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滞在したテラスルームの間取り図。©COMO Metropolitan Bangkok Hotel

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また、部屋が少しでも気に入ってもらえるように本人たちにヒアリングしながらデコレーション。今回日本で使っていた星やライトをつけたいというので、部屋の壁に跡がつかない様に、マスキングテープを使ってあれこれ貼り付けました。マスキングテープは、本当に役立ったので、マストアイテムとしてお勧めします!

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到着してからトランポリンをインターネット購入して、テラスに置こうと画策していましたが、ベッドの上のジャンプで十分満足そうだったので考え直しました。

と、このような具合にまずは、2週間お世話になる空間が家族の味方になってくれるよう整える環境の準備からスタート。

次回は、2週間の隔離中のアクティビティについて、書いていきたいと思います。

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SHIGETA主宰、ホリスティックビューティーコンサルタント。美しい肌と体を育むためには心身のバランスこそが不可欠と考え、長年フランスおよび日本にてビューティーメソッドを探求。その経験と実績をもとにバイタリティー・コーチング®を考案。現在は、パリのセレブリティやアーティストのためのパーソナルコーチとして活動するほか、大手化粧品会社や美容機器会社のコンサルティング及びブランドスポークスマンとしても活躍中。近著に『「リセットジュース」を始めよう~パリ美人のダイエット』(講談社刊)など、著書多数。ナチュラルでホリスティックなライフスタイルウェブマガジンSpring Stepの編集長も務める。

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