<BIRMINGHAM> 家族とともに、父の母国イギリスへ。
See the World 2024.11.15
旅好きなモデルのエマによる連載「See the World」。今回は父の故郷であるイギリスのバーミンガムに親子旅行したお話を。
今年30歳になった私。
節目の歳にはいつも自分にご褒美をしているのですが、今年は何が良いだろう?と考えて浮かんできたのは「両親と、父の母国イギリスへ帰ること」でした。
ふたりとイギリスに行くのはもう8年ぶり。
パンデミックや世界的にも情勢が大きく変わる中、こうやって一緒の時間を過ごすことや、旅に行けるのも当たり前じゃないことを痛感し、行ける時に行っておかなきゃと強く思いました。
久しぶりの長距離移動ということもあり、両親は「不安だな〜」なんて口にしていたけれど、羽田で合流した途端すごくうれしそうにしてくれて......私までうれしくなりました。
今回の目的はなんといっても父の里帰り。
父の友人や親戚と会うこと。
私ひとりでイギリスに行く機会はあったものの、滞在するのはほぼロンドンだったこともあり、私個人としても今回の旅は貴重な経験に。
ロンドンに着いた日は、父の大好きなマンチェスター・ユナイテッドの試合を観に。
翌日、2時間くらい移動して父の地元、バーミンガムへ。
久しぶりのイギリス家庭の雰囲気。
ミルクティーをいただきながら思い出話をしたり。なんてことない家族の時間はとても特別な時間になりました。こういう経験はこの先、もう数えるくらいになってしまうのかも、と少し思ってしまったり。
30年以上ぶりに友人と再会する父は本当にうれしそうで。
イギリス人らしさを取り戻していました。笑
家族旅は素でいられるということもあり、それが喧嘩に発展したりもしました。
移動の疲れが出て余計な事を言ってしまったり。
でも、それも含めて全部が楽しかった。娘としての自分の任務を果たせた感じがして、なんだか肩の荷が降りました。
そしてこの旅を通して、自分の成長も感じられたような気がしています。
両親がいないと何もできなかった自分が、いまでは両親を連れてイギリスへ行くこともできる。
東京でがむしゃらに走り続けて来てよかった。なんて、ひとりで思ったり......。
家族のことが大好き、
自分がいちばん素直にいられる存在。
だからこそ、たまにぶつかったりもするけれど、自分が自分でいられる唯一の場所はここ。
30歳のスタートに素晴らしい旅の経験をし、これから先、歳を重ねていくことがますます楽しみになりました。
emma.xxxxx