心が穏やかになる、思考がクリアになる、ストレスが軽減する……。さまざまな効果があると言われる瞑想。興味がありながらも、何から始めればいいの?参加するならどこのスタジオがいいの?と、なかなか実行に移れなかった編集TIですが、先日オープンしたメディテーションスタジオ「Medicha(メディーチャ)」の体験会にて、瞑想デビューすることができました。
南青山のブランドショップが立ち並ぶ一角に、6月1日オープン。スタジオは階段を下りた地下にあります。
瞑想にはいくつかの種類・方法がありますが、メディーチャでは音声によるガイダンス付きのセッションを採用しています。ガイダンスは「Clear」「Reset」など英語10種類、日本語5種類が用意され、予約の際に選択可能。この日、私は「My Core」のセッションを体験しました。
さて、メディーチャだけのユニークな特長は、瞑想に入る前にふたつのステップが用意されていること。
STEP1:交感神経を活性化させる「01. Tune In」の空間で緊張状態をつくり出す。
STEP2:副交感神経を優位にする「02. Open Up」の空間で脱力し、くつろぐ。
まず30分間、このふたつの部屋を自由に行き来します。眩しいほどの光と抑揚のあるサウンドに包まれる「01. Tune In」の部屋、暗闇に星空のようなライティングがゆったり点滅する「02. Open Up」の部屋、その時々のコンディションによって、どちらを心地よく感じるかは異なるそう。ふたつの空間に身を置くことで、日常の思考優位な状態が感覚優位な状態へとスイッチされ、瞑想に入りやすくなるのだとか。
そして「03. Shift」の部屋へと移動し、いよいよ瞑想タイムへ。
天然の木や竹があしらわれたドーム型の室内、参加者は円になって座ります。
深い呼吸に始まり、ガイダンスの音声に導かれる30分。心理学や神経科学を取り入れたプログラムは、セルフマネジメント研究の第一人者、ジェレミー・ハンター氏がメディーチャのために手がけたものです。
瞑想前には、LA発ブランド「UMA」のブレンドオイルの香りで、深呼吸してリラックス。
次第に夢と現の境目のような状態を経て……。メディテーション終了後は、凪いだ海のような静けさが全身に広がっていました。
その余韻を楽しみながら、最後のステップへ。「04.Align」の空間では、お茶をいただきひと息ついて、セッションの効果を落とし込む時間を持ちます。
こだわりの茶道具を愛でながら。瞑想の気づきや浮かんだアイデアを書き留める筆記用具も用意されています。
初の瞑想体験を振り返ると、劇的な変化はありませんでしたが、その日は身の回りの小さなことがいつもより幸せに感じられた気がします。たとえば、昼食にいただいたお味噌汁がじんわり染み入るおいしさでうれしくなったり、仕事のメールをすべて返信し終わった時の達成感が大きかったり、お風呂上がりにさぼらず脚マッサージできたことを誇りに思ったり……。本当に小さな幸せ(笑)。
情報過多の現代、自分だけにフォーカスする時間って案外少ないですよね。自身の内面に向き合う瞑想のひと時は、脳内を整理し、感性に豊かさをもたらしてくれるのではないかな?と感じました。メディーチャのプログラムはそのプロセスに自然と導いてくれるので、初心者でもトライしやすいはず。私ももう少し回数を重ねて、変化を観察してみたいと思います!
東京都港区南青山5-3-18 BLUE CINQ POINT C棟B1
営)14時~23時(火~金) 11時~19時30分(土、日、祝)
休)月(祝日の場合は営業、翌日休)
https://medicha-jp.com
●利用料金:¥8,640(80分)※事前予約制、サイトにてオンライン決済