税金払ってるのに都民はGo toキャンペーン除外?は?どゆこと?と憤慨中の編集SKですが、だからといって公共交通機関使っていますぐ遠方へ、という気分にもなれない感染者数増加の日々。うーむ。旅に行かずに気分を変えるには……そうだ都内でホテルのスパへ行こう!
そこで思い出したのが、フィガロジャポン6月号の別冊「おもてなしTOKYO」で紹介した、ザ・ペニンシュラ 東京のスパ。アーユルヴェーダ×アロマテラピーのオーストラリアブランド、サトル・エナジーズを使用したトリートメントが受けられるのだ。完全な通常営業ではないものの、ホテルという空間に行くだけでも気分が上がります。
6階にあるスパの受付には、階下にある皇居に面したプールの利用客も。宿泊すれば無料で利用できる。
シャワーやサウナを備えた自慢のサーマルスイートは、8月現在は使用できず残念。
リラクセーションルーム。密を避けるため、現在はトリートメント前のみ利用可能。
障子からの明かりがやわらかな和テイストのトリートメントルーム。現在、階下工事中で騒音のある時間帯は、客室を改装した別フロアで施術を行う。
受けたメニューは、シグニチャーの「サトル・エナジーズ アドバンス ホリスティック マッサージ」(80分¥37,400)。まず、ボディに使用するオイルをデトックス、リバイブ、ブリス、リラックスの4種からセレクト。今回はゼラニウムやイランイランが香るリラックスにし、背面のコリの強い部分にマッスル イーズのオイルを使う、という組み合わせでお願いしました。顔は、フェイシャル用のブレンドオイルを使用。オイルはどれもモグラと呼ばれるジャスミンに、ツルシ(ホーリーバジル)とリンブー(ライム)、ターメリックなどがメインなので、トリートメント中はそのエキゾティックな香りに包まれ、まるで南国のリゾートにいるよう。
自宅ではデトックスのオイルをむくんだり疲れた日に。マッスル イーズは、肌につけるとかあっと温かくなるので、コリだけでなく冷えや風邪ひきそうな日に多めに使ったりも。フェイシャルオイルは栄養たっぷり、濃厚なジャスミンの香りがとにかく良いです。左から、サトル・エナジーズ ラサヤナ デトックス ブレンド 100㎖ ¥10,780、マッスル イーズ ブレンド 50㎖ ¥8,250、フェイシャル ブレンド 30㎖ ¥24,530
施術は、背面左側から始まる圧強めのロングストローク。さらにマルマというエネルギーポイントを指先で“くるくる、ぎゅー、ぱっ”というような動きで刺激。数回ずつ、数カ所繰り返されるうちに身体がポカポカして、ゆるんでいく感じ。お腹周りもしっかりマッサージされ、みぞおち付近のマルマの刺激には胃腸がきゅるきゅると動きだすのがわかりました。エネルギーが回るせいか眠りに落ちることがなく、運動後のような心地よい疲労感。その夜、どろどろに深い睡眠がやってきました。
サトル・エナジーズには、不眠対策や花粉で鼻づまりを解消するナシャオイルとか、気分を上げるアロマのパッチとか、おもしろいアイテムも揃っていて、美容オタク心をくすぐります。
右は、肌に直接貼るアロマのパッチ。左は、出かける前に纏う、オーラ プロテクション ボディミスト 50㎖ ¥4,180
スパ後はたくさん水を飲んでさっさと家に帰って寝る……つもりでしたが、ちょうど夕暮れの時刻。バーのハッピーアワーに寄らずには帰れない~。
24階のピーター バー。いまはカウンターにイスはなく、席数も減らし間隔を開けて営業中。
17~20時の「カクテルアワー」は、シグニチャーの東京ジョー(写真)や本日のカクテルなどのドリンクが各¥1,100。
ジン、梅酒、ドランブイに、クランベリーとレモンのジュースを使った東京ジョーのカクテルは、プレゼンテーションにびっくりするけど、爽やかな甘さ。
アジアのリゾートホテルでスパを受けて、夕暮れにカクテルを飲む……そんなヴァカンスを思い出す、つかの間の旅をしたような半日でした。
東京都千代田区有楽町1-8-1
tel:03-6270-2888(代表)
スパ:11時~20時(月~木) 10時~22時(金~日)
バー:11時30分~22時
※8/1現在。営業時間など行く前に要確認
www.peninsula.com/ja/tokyo/5-star-luxury-hotel-ginza
※この記事に記載している価格は、標準税率10%の税込価格です。
※料金には15%のサービス料が別途加算されます。