FIGARO HOMME 彼との瞬間。 野村周平、フィガロ撮影の舞台裏。

フィガロオム 2019.10.21

いま注目の男性俳優やアーティストを紹介する「フィガロジャポン」の連載「FIGARO homme 彼との瞬間。」。現在発売中のフィガロジャポン2019年12月号(10月19日発売)で登場したのは、ニューヨーク留学中の野村周平さん。オンラインでは、一時帰国中の多忙な合間を縫って行われた撮影の舞台裏をお届けする。

9月初旬、都内某スタジオにて、野村周平さんの撮影は行われた。朝から一日中取材が入っているというこの日、フィガロジャポンの撮影&取材は昼過ぎから。スタジオに入ると、野村周平さんはお昼休憩中。日本滞在期間は1週間のみということでさぞお疲れだろうと思いきや、元気よく挨拶を交わしてくださった。あっという間にハイブランドに着替え、明るく撮影スタート。

撮影の前には自身の携帯電話をスタジオの音源にセットして、自ら音楽をかける野村周平さん。音源と繋げる方法がわからず、ちょっと照れながら確認する気さくな様子に、スタッフ一同笑顔で一気に和やかなムード。シックなフェンディのベージュのスーツを、ちょっぴりワイルドに軽快に着こなす。音楽にのせて、ポージングを変えながら撮影に挑む。途中、カメラマンにポージングを確認して、こちらの要望を汲み取って真摯に対応。自由でやんちゃなイメージの野村周平さんだが、真面目でストイックな一面をまず垣間見た気がした。

191021-090619_0062RCRT.jpgジャケット¥203,500、シャツ¥139,700、ベルト¥57,000、パンツ¥95,700 /以上フェンディ(フェンディ ジャパン)

2カット目もスーツで、ディオールのネイビーのダブルボタンというシンプルな一着。今回スーツを着てほしいというのが、フィガロジャポンからの事前オーダー。実は、野村周平さんのファンであるフィガロジャポン編集長の熱烈なラブコールによって実現した企画だった。当の編集長、撮影に立ち会う気満々だったが、スケジュールが合わず無念の断念……。

椅子に腰かけて頬杖をつき、クールな表情を浮かべるカットに、スタッフ一同「いいね、いいね!」と盛り上がる。続けてカメラマンが「鼻のあたりに手を近づけてみて」とオファー。なんだかユニークなカットが撮れ、一同爆笑。そんなスタッフの姿を見て、ノリノリで応え続けるお茶目な野村周平さん。

191021-090619_0215RCRT.jpgジャケット¥319,000、シャツ¥72,600、ネクタイ¥26,950、パンツ¥121,000、ベルト¥72,000/以上ディオール(クリスチャン ディオール)

打って変わって3カット目は、バーバリーのパーカーでカジュアルに。「自由に好きに動いてください」というオファーに、歩いたりしゃがんだり。お得意のスケートボードを髣髴とさせるポージングも。5分間ほどで、ものすごい数のカットが撮れた。最後には、突然寝転ぶ野村周平さん。スタジオの床に貼られた矢印のテープが、暫し目を瞑って寝そべる野村周平さんをいい具合に指し示し、一同これまた爆笑。終始、笑いに包まれたシューティングとなった。

191021-090619_0354RCRT.jpgブルゾン¥660,000、パーカー¥103,400、カットソー¥74,800、パンツ¥148,500、スニーカー¥110,000 /以上バーバリー(バーバリー・ジャパン)

その後、行われたインタビューは30分間ほど。公開中の映画『WALKING MAN』の話から、彼が普段思っていること、ニューヨークへ留学することにした理由、ニューヨークでの生活など、時差もある中疲れも見せず、たっぷりと語ってくれた。ニューヨークでは、語学学校に通い、自炊することもあるという野村周平さん。オススメの店を聞いたところ、マンハッタンにあるレストラン「Lucien Restaurant」のステーキが好きとのこと。友人と飲みに行くのは、ベトナムフォーの店や韓国料理店が多いのだとか。その場所を教えてくださいとお願いすると、「僕がニューヨークに来て自分の足で開拓したみたいに、みんな自分の足で探すのもいいと思うよ」と、茶目っ気たっぷりな返事。でもフィガロジャポンのニューヨーク特集を持ち帰ってくれた。

自分の意見をしっかりと持ち、好きなものを追い求める。時にやんちゃにも映るその気骨ある精神は、いまどきの若者にはなかなかない。だからこそ、彼の周りには自然と人が集まるのだろう。そんな野村周平さんのいい男の魅力が詰まったインタビュー内容は、ぜひ本誌で読んでほしい。

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『WALKING MAN』
●監督/ANARCHY 
●出演/野村周平、優希美青ほか 
●2019年、日本映画 
●95分 
●配給/エイベックス・ピクチャーズ
●全国にて公開中

野村周平 SHUHEI NOMURA
1993年、兵庫県生まれ。2010年俳優デビュー。NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で注目を集め、以降、映画『ちはやふる』や『ビブリア古書堂の事件手帖』など話題作に出演。スケートボードをはじめ、10代前半からストリートカルチャーに慣れ親しむ。現在ニューヨークに留学中。
●問い合わせ先:
フェンディ ジャパン(フェンディ) 03-3514-6187
クリスチャン ディオール(ディオール) 0120-02-1947(フリーダイヤル)
バーバリー・ジャパン(バーバリー) 0066-33-812819

photos : SAKI OMI (io), stylisme : KENICHI HIRAMOTO, coiffure et maquillage : KENICHI YAGUCHI

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