カルティエ、スリーカラーゴールドに大切な思いを託して。

いいモノ語り 2021.06.21

時計とジュエリー、永遠のパートナーともなりうるこのふたつ。だからこそ、ブランドやそのモノの背景にあるストーリーに耳を傾けたい。いいモノこそ、いい物語があります。今回は、カルティエのジュエリーの話をお届けします。

file : 040
CARTIER
Trinity

2012xx-story-01.jpg

上から、「トリニティ」ネックレス¥467,500、ブレスレット(ともに18KWG×18KYG×18KPG×ダイヤモンド) ¥319,000/ともにカルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)

しっかりと重なり合う3色のゴールドの輪。とびきりミニマルなデザインなのに、ひと目見ただけでなぜか心に残り、忘れられなくなる。カルティエのアイコンのひとつ「トリニティ」は、そんなスペシャルなジュエリーだ。

誕生したのは1924年のこと。ピンクゴールドは愛、イエローゴールドは忠誠、ホワイトゴールドは友情をそれぞれシンボライズしているという。詩人、小説家、画家として活躍したジャン・コクトーがこのリングを愛用していたことも、よく知られている事実。コクトーのお気に入りの着け方は、小指にこのリングをふたつ重ねること。ハリウッドスターのゲイリー・クーパーや、英国王を退位したウィンザー公爵も、小指にさりげなく「トリニティ」を着けていたという。

世に出てから1世紀近くが経ったけれど、このデザインはいまも新鮮さを失っていない。リングだけでなく、デザインバリエーションがさまざまに広がり、より自由な着けこなしが楽しめるようになったのがうれしい。今年のホリデーシーズンに向けて、繊細なネックレスやチェーンブレスレットも新たに登場。ホワイトゴールドの輪の部分にセットされたダイヤモンドが、胸元や手元でキラリと白く光を放つ。

3という数字はキリスト教ではとても重要な意味を持っていて、3つの輪を持つ「トリニティ」を、父なる創造主とキリスト、そして聖霊の三位一体を表す特別なジュエリーとして選ぶ人も少なくない。身に着ける人それぞれが、自分の大切な「3つのこと」をこのジュエリーに託して慈しむ。そんな楽しみ方ができるからこそ、「トリニティ」は永遠の名作と呼ばれるのだ。

*「フィガロジャポン」2021年1月号より抜粋

●問い合わせ先:
カルティエ カスタマー サービスセンター
0120-301-757(フリーダイヤル)
www.cartier.jp

>> 「いいモノ語り」一覧へ

 

photo : SHINMEI (SEPT), stylisme : YUUKA MARUYAMA (MAKIURA OFFICE), texte : KEIKO HOMMA

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest
Business with Attitude
コスチュームジュエリー
35th特設サイト
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • CONTENT STUDIO
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CE MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CE Media House Inc., Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.