ティファニー、ニューヨークにみなぎるエネルギーに触発されて。

いいモノ語り 2020.10.08

時計とジュエリー、永遠のパートナーともなりうるこのふたつ。だからこそ、ブランドやそのモノの背景にあるストーリーに耳を傾けたい。いいモノこそ、いい物語があります。今回は、ティファニーのジュエリーの話をお届けします。

file : 003 
TIFFANY & CO.
Tiffany HardWear

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自分らしく幅広い着けこなしが楽しめるアイコニックなチェーンブレスレット「ティファニー ハードウェア ラップ ブレスレット」(18KYG 、ミディアムサイズ)¥1,144,000/ティファニー(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)

ジュエリーに圧倒的に多いのは、モチーフをあしらったデザインだ。花々やフルーツ、動物や昆虫たち。そんなモチーフジュエリーがちまたにはあふれている。ジュエリーの歴史をふり返ってみると、ルネッサンスやバロック、ロココの時代もほとんどがモチーフを使っている。そう、自然界のモチーフをあしらわないジオメトリックなジュエリーが登場したのは、意外にも大昔ではなく、20世紀に入ってからのこと。1920年代のアメリカでマシン・エイジと呼ばれるアートムーブメントが起きていた頃、初めて無機的なデザインがジュエリーシーンの最先端に躍り出た。流線形や直線、球体など、昔ながらのデザインとは一線を画した力強いジュエリーが生まれたのだ。

ティファニーの新作「ティファニーハードウェア」は、大都市ニューヨークにみなぎるパワーや街に息づくインダストリアリズム、ストリートから発信されるエネルギーを表現したコレクション。アーカイブに所蔵された1979年のユニセックスなブレスレットをモダンに再解釈し、甘さを抑えたミニマルなジュエリーに仕上げている。表面は鏡のように磨き上げられ、メタルの圧倒的な存在感をフィーチャー。ほどよいヴィンテージ感と洗練された都会性がミックスされたこのコレクションは、研ぎ澄まされた感覚で、現代にふさわしいジュエリーの新世紀を切り拓こうとしているのかもしれない。

*「フィガロジャポン」2017年12月号より抜粋

●問い合わせ先:
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
0120-488-712(フリーダイヤル)
www.tiffany.co.jp

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photo : SHINMEI (SEPT), stylisme : YUUKA MARUYAMA (MAKIURA OFFICE), texte : KEIKO HOMMA

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