一日中朝ごはんが食べられる、鎌倉のカフェ。

鎌倉ウイークエンダー 2024.04.08

長谷川真弓

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一つひとつ手間をかけた手作りの味。こんな朝食を食べられたら、良い一日になりそう!

休日に外で食べる朝ごはんは、ちょっと特別な気分。海外気分が味わえるアメリカンブレックファースト、かわいい雑貨やおいしい焼き菓子などが楽しめる、おすすめのカフェを紹介。どちらの店も1日中モーニングプレートがオーダーできるので、早起きが苦手でもとっておきの朝ごはんが楽しめる。

朝食もお土産も、あれこれ選べるのが楽しい

#01EENY breakfast & shop

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大きな窓から光が差し込む、居心地の良い店内。

お店が工事中の段階から「おしゃれなお店ができるらしい」と噂になり、オープン後すぐに「もう行った?」「すごくかわいいお店だよ!」と、ローカルやカフェ好きの間で評判をよんでいるのが、鎌倉駅から徒歩4分ほどの場所にできたEENY breakfast & shop(イーニー ブレックファスト&ショップ)。

カフェの黒板描きからはじまったアーティスト、チョークボーイさん率いるデザインチームWHW!が手がける店だ。
4人のアーティストが所属するWHW!。チームとしてお店を持ちたいと思ったときに思い浮かんだのが、アパレルや雑貨屋ではなくカフェだった。

POPでポジティブなデザインワークをお店に落とし込むのには、朝ごはんをメインとしたお店のイメージがぴったりだったという。

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左がチョークボーイさん、右がミサキさん。

店名の由来は、英語圏の子どもの数え歌「Eeny,meeny,miny,moe」から。「どれにしようかな」と、メニューを見ながらあれこれ悩み、自分のお気に入りのプレートをつくるべく、オーダーシートにチェックを入れていく。

まずはプレートのサイズを決め、パンとパンケーキはどっちにしよう、卵の焼き方は? お肉は今日はどれがいいかなと、一つひとつ選んでいくのはなんとも楽しい時間。

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メニューもオーダーシートもWHW!の世界観が表れている。

ベーコン、ソーセージや発酵バターも自家製、パンもキッチンで焼いているという、ほぼ全てが手作りのメニュー。

「仕入れたものよりも、結局は自分たちで作ったほうがおいしい。そのための手間はおしみません」と、チョークボーイさん。

一日中朝ごはんプレートがオーダーできるが、ワインとおつまみといったスタイルも楽しめるのも魅力だ。

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EENY PLATE(Mサイズ)¥1,500。にんじんのラペ、手割りフライドポテト、季節の鎌倉野菜デリ、発酵バターはどのサイズにも共通でついてくる。

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キーホルダーなどの小物からアパレルまで、WHW!のオリジナルグッズが並ぶ。どれもかわいいので、何を買って帰ろうかと悩むはず。

EENY breakfast & shop/イーニー ブレックファスト & ショップ
神奈川県鎌倉市小町2-15-6鎌倉石渡ビル2F
tel:なし
営)8:00〜17:00(LO16:00)
休)火
https://www.instagram.com/eeny_breakfast/

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センスの良い空間で、焼きたてパンと手作りの朝食

#02 Cinnamon & more

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ガラス張りのファサードがスタイリッシュな雰囲気。

江ノ電の長谷駅から歩いて3分。海岸までは歩いてすぐというロケーションで、お散歩がてら寄るのがぴったりなのがCinnamon & more。

店主の大久保尚子さんが、生まれ育った自宅を改装し、2019年にオープンした店だ。

建築家の方と相談しながらつくったという空間はあちこちに店主のセンスが光り、床には自らデザインしてユニットを組んだという花柄のタイルが敷き詰められている。

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カラフルな椅子もオリジナルでオーダーしたものだそう。

「アメリカに住んでいたころに食べていたダイナーの食事を日本でも味わいたいと、自分で作ってみたのがこのお店の出発点」と、大久保さんは言う。

まずはじめに作ったというのが、シナモンロール。現地の味を再現したいと研究を重ねたことが料理にのめりこむきっかけとなったそう。

ふかふかの柔らかい生地にシナモンとシュガーの優しい甘さが広がる絶品のシナモンロールにはファンも多く、店の看板メニューとなっている。

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TODAY'S BREAKFAST¥1,400(コーヒーなどドリンクつき)

お店では朝7時30分から夕方のクローズまで、アメリカンブレックファースをオーダーでき、旅行客や地元の常連さんから大人気。

モーニングプレートのパンはシナモンロールかベーグル、卵は目玉焼きかスクランブルエッグ、お肉は自家製ソーセージとローストチキンから選べる。

朝食後は焼き菓子をテイクアウトして海でゆっくり過ごせば、とびきりの休日になりそう。

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たたずまいの素敵な、常連の西村さん。ファッション系や雑誌関係者などもお客さまに多いそう。

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店頭のショーケースには朝焼いたばかりのパンやホームメイドのケーキなどが並ぶ。

Cinnamon & more/シナモン&モア
神奈川県鎌倉市長谷2-21-5
tel:090-9335-5384
営)7:30〜16:00
休)水、木(ほかにも休業日あり。インスタグラムでご確認を)
https://www.instagram.com/cinnamon_and_more_3311/

text&photography: Mayumi Hasegawa

長谷川真弓

エディター兼ライター。鎌倉在住、3児の母。大学卒業後、出版社に入社。女性ファッション誌の編集に携わり、2011年に独立。現在はフリーランスとして雑誌やwebなどで活動中。

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