6月の鎌倉で、あじさいスイーツ巡り。
鎌倉ウイークエンダー 2024.05.28
長谷川真弓
あじさいが見頃をむかえる初夏の鎌倉。長谷寺や明月院など、あじさいの名所として有名な寺院から、ちょっとした路地裏でさりげなく咲く姿まで、そこかしこで色とりどりのあじさいに出合える。そんなあじさい散歩と一緒に楽しめる、あじさいをモチーフにしたスイーツやドリンクを紹介。写真映えもする、この時期だけのメニューを楽しんで。
由比ヶ浜海岸をのぞむ長谷寺では、2500株と、多種多様なあじさいが楽しめる。
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初夏にぴったりの、さわやかなフロート
#01.KANNON COFFEE kamakura
「紫陽花ゼリーフロート」¥770。6月1日から30日まで販売予定(なくなり次第終了)。photography: KANNON COFFEE
まずは、あじさいスポットとして有名な長谷寺から歩いて3分ほどの場所にお店をかまえるKANNON COFFEE kamakuraへ。自家製の焼き菓子とそれに合うコーヒーをオリジナルブレンドで提供している、人気のコーヒースタンドだ。
長谷寺は、あじさい見物の混雑時に整理券を配っている。整理券を受け取ったらその待ち時間を利用してカフェを訪れる人も多いそう。
そんなときに頼みたいのが、6月の限定で発売される、あじさいをイメージしてつくられた「紫陽花ゼリーフロート」。
自家製レモングラスシロップをソーダでしゅわっと割ったさわやかなドリンクの上に洋梨のシャーベットが浮かんでいる。中に入っている紫と青のゼリーはバタフライピーという多年草の花の色素を煮出してつくっているそう。
このお店はクレープも絶品なので、ぜひ一緒に味わってみて。
テイクアウトがメインだが、店内にはカウンター席、外にはベンチ席も用意されている。photography: KANNON COFFEE
KANNON COFFEE kamakura/カンノンコーヒーカマクラ
神奈川県鎌倉市長谷3-10-29
tel:0467-84-7898
10時〜18時 無休
@kannon_kamakura
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自分好みのグラデーションがつくれる、あじさい色のかき氷
#02.こまち茶屋
「紫陽花氷(あじさいこおり)」¥1,580。8月末まで発売予定。photography: komachichaya
「青から紫に花を咲かせる」というコンセプトの紫陽花氷(あじさいこおり)。運ばれてきた段階ではきれいなブルー一色。そこに別添えのレモンシロップのミストをふりかけると、その部分のみブルーから紫に色が変化するのだ。好みの美しいグラデーションをつくって、自分だけのかき氷に仕上げてからいただくのがなんとも楽しい。
別添えのシロップは、いちご、白桃、キウイ、オレンジ、りんご、レッドグレープフルーツの6種類の果実のソースの中から2種類が選べる。果肉もしっかり入った贅沢なシロップで味変しながら食べ進めていけるので、大きいかき氷もあっという間に完食!
かき氷と同じく、レモンシロップを注ぐと色が変化する「紫陽花モヒート」(6月15日から発売予定)も。お店は駅からもすぐなので、帰る前の休憩にもぴったり。
鎌倉駅から徒歩1分というアクセスの良さも魅力。photography: komachichaya
こまち茶屋
神奈川県鎌倉市小町1-6-15 i-ZA鎌倉2F
tel:0467-38-7101
11時〜18時30分
無休
@komachi_chaya.japanesesweets
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イクアウトして食べ歩きもできる、あじさいパフェ
#03. EKIYOKO BAKE
「あじさいパフェ」¥980。6月1日から1ヶ月間販売予定(なくなり次第終了)。photography: EKIYOKO BAKE
江ノ電長谷駅をおりたらお店の入り口まではわずか5メートル。店名の通り、駅のすぐ横で気軽に立ち寄れるのが魅力のEKIYOKO BAKE。
カウンターの奥がオープンキッチンになっており、そこで次々と焼き上げられるマフィンやスコーンの甘い香りが店内に広がっている。スパイスやハーブをつかった焼き菓子や旬の果物をつかったケーキは季節ごとにさまざまな種類が並ぶ。
6月の恒例メニューとして大人気なのが「あじさいパフェ」。紫陽花に見立てたブルーと紫のゼリーがきれいで、写真を撮らずにはいられない。塩ミルクのアイス、ブラマンジェ、アールグレイのクランブル、洋梨のシャーベットなど何層にもわかれているので、最後まで食べ飽きないのも魅力。
6月限定発売はほかにも「あじさいピーチレモネード」¥650があるので、あわせてオーダーするのもおすすめだ。
ショーケースには美味しそうな焼き菓子がずらりと並ぶ。
EKIYOKO BAKE/エキヨコベイク
神奈川県鎌倉市長谷2-14-11
tel:0467-37-9891
10時〜18時 無休
@ekiyoko_bake
長谷川真弓
エディター兼ライター。鎌倉在住、3児の母。大学卒業後、出版社に入社。女性ファッション誌の編集に携わり、2011年に独立。現在はフリーランスとして雑誌やwebなどで活動中。