オープンエアで満喫する、京都の最新ホテル朝・昼・夜。

京都上ル下ル 2020.10.19

エースホテル京都

アートと音楽を大切にするシアトル発のエースホテルがアジア初上陸。建築デザイン監修を手がけた隈研吾によるダイナミックな建築に、コミューンデザインの洗練された内装が融合。館内は開放感と自由なムードに満ち、宿泊客だけでなく、レストランやバーを利用する地元住民にも好評だ。まず訪れたいのがルーフトップバーを備えるミスター・モーリスズ・イタリアンの朝食。4つのセットメニューのほか、パンケーキやフレンチトーストなどアラカルトメニューも豊富。地産の新鮮な野菜や人気ベーカリーのパンを使用し、ヘルシーでおいしいメニューが揃う。新風館の中庭や空を眺めながらいただく朝食で、素敵な1日のスタートになるはず。

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ミスター・モーリスズ・イタリアンの朝食は「コンチネンタル」「アメリカン」「カリフォルニア」「ジャパニーズ」の4種。それぞれフレッシュオレンジジュースとコーヒーまたは紅茶がついて各¥3,300

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店内に薪窯を備えるアメリカ風イタリアン・オステリア。コミューンデザインが手がけたモダンな内装に、金網つじの照明が映える。オープンエアのスペースは現在館内ではここだけ。

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テーブル席やソファ、カウチなどさまざまなタイプの客席を用意。実はコーナーにはエレベーターが設置され、地下2階の地下鉄烏丸御池駅から直接上がってくることも可能。

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「カリフォルニア」はポーチドエッグをのせたアボカドトーストに、スモークサーモン、ローストトマト、ミックスサラダ、季節のフルーツボウルつき。パンは吉田パン工房のパン・ド・カンパーニュを使用。

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肉の旨み感じられるスパイシーなパストラミビーフにポーチドエッグとたっぷりのオランデーズソースをかけた「自家製スモークパスティラミのエッグベネディクト」¥1,980 

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1926年竣工の旧京都中央電話局が元の姿。2001年に商業施設「新風館」としてオープンし、2020年夏にリニューアルオープン。エースホテル京都やショップ、映画館が入る複合商業施設に生まれ変わった。エースホテル京都の客室は保存棟に26室、新築棟に187室の全213室。

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ロビーはホテルとゲスト、地域コミュニティーをつなぐ交流拠点として、24時間オープン。同じフロアに、レセプションとリテールショップ、ギャラリー、ポートランド発で日本初となる「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」を併設。

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エースホテル京都
Ace Hotel Kyoto

京都市中京区車屋町245-2 新風館内
TEL:075-229-9000
ミスター・モーリスズ・イタリアン
TEL:075-229-9006(レストラン予約 11時〜21時)
営)朝食:7時〜10時最終入店 ランチ11時30分〜14時30分最終入店 ディナー17時30分〜20時30分最終入店(月〜木、日)、17時30分〜21時30分最終入店(金、土)
無休
予約したほうがいい

※価格は税込、サービス料別
www.acehotel.com/kyoto

 

〉〉〉静謐な森の庭で、優雅なティータイムを。

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アマン京都

京都の北、美しい森の庭に抱かれるアマン京都は、一度は泊まりたい憧れホテルの筆頭。ビジター利用可能なオールデイダイニング「ザ・リビング パビリオン by アマン」や今春グランドオープンした日本料理「鷹庵」での食事も魅力ながら、ぜひ体験してほしいのが重箱仕立てのアフタヌーンティー。この秋は、アマン京都の庭に訪れる秋をイメージした見た目も麗しいスイーツやセイボリーがお重に並ぶ。続いてパフェやスコーンが運ばれ、フィナーレには目の前で仕上げられるお団子と抹茶が登場。深まりゆく秋の景色や鳥のさえずりに癒やされながら、五感で秋を感じる贅沢なひとときは、最高の旅の思い出になりそう。

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2019年11月の開業以来、人気が高いザ・リビング パビリオン by アマンのアフタヌーンティー。秋のアフタヌーンティーは11月30日までで¥7,480(平日のみ)、グラススパークリングワイン付き¥8,250。秋の週末は特に人気が高いので、早めの予約がオススメ。

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アマン京都の中央に位置するザ・リビング パビリオン by アマンのテラス席は、存分に森の庭を楽しめる特等席。11月30日まで「森のテラスで味わう秋の収穫 グリルとワイン」プランも開催中。

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自家製のフレッシュなブドウジュースからスタート。1段目には、フォアグラと京都産イチジクの最中、イクラとスモークサーモンのキッシュといったセイボリー、2段目には丹波栗のペーストをふんだんに使ったチョコレートや庭の紅葉がモチーフの柿のムースなどのスイーツが入る。ドリンクはウェルカムティーのあとは、約30種のコーヒーや紅茶、日本茶から好きなものを好きなだけいただける。

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続いて運ばれてくるのが、プレーンとカボチャのスコーン、さつまいもとほうじ茶のパフェ、スダチのソルベ。しっとり感が絶妙なスコーンは、ゴルゴンゾーラクリームと上賀茂産ハチミツ、イチジクジャム、クロテッドクリームと。さまざまな秋の味覚を味わえる。

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炭火焼き団子は粒あん、みたらし、赤味噌だれからチョイス。山政小山園の抹茶で、目にも舌にもうれしいひと時の締めくくり。お土産に一口サイズの焼菓子と3種の紅茶までついて、大満足!

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レストランの中からも、床から天井までのガラスを通して、森の庭を楽しめる。

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テラス席の向こう側には、アマンの礎を築いた建築家、ケリー・ヒルへオマージュを捧げるケリーヒル ガーデンが広がる。写真右手にかすかにみえる黒い建物は宿泊棟のひとつ。

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アマン京都
Aman Kyoto
京都市北区大北山鷲峯町1
TEL:075-496-1333
www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-kyoto/
ザ・リビング パビリオン by アマン
TEL:075-496-1335(レストラン予約 9時〜19時)
営)朝食:7時〜7時30分最終入店 ランチ12時〜12時30分最終入店 アフタヌーンティー:15時〜15時30分最終入店 ディナービジター18時〜20時最終入店
無休
前日までに要予約(宿泊客の利用時間に関しては問い合わせ)

※価格は税込、サービス料別
www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-kyoto/dining-experience

 

〉〉〉京都の街並みを一望する、新たな大人の社交場。

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ザ・ホテル青龍 京都清水

清水寺まで徒歩8分という高台に立つ昭和初期の小学校が、当時のクラシックな趣を残しつつ、モダンなホテルに生まれ変わった。開業から瞬く間に人気となったのが、近くに八坂の塔、遠くに街並みを一望できるバー「K36 ルーフトップ」。中央のバーカウンターを囲むように、スタンディングやハイチェア、ソファ席を用意。京都で人気バーを展開するトップバーテンダーの西田稔さんのプロデュースで、カクテルの充実のラインナップも注目だ。地元客も多く訪れ、暮れなずむ夕暮れ時は待ち時間必至だが、東山の空に浮かぶ月や煌めく夜景を楽しめる遅い時間もまたオツなもの。カクテル片手にしっとり大人の時間に身を浸して。

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八坂の塔を近くに眺めながらいただく一杯は格別。「K36 マティーニ」¥1,320

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「ここからの景色や夕焼けが、ここでバーをやりたいと思った決め手」と語る西田さん。ルーフトップバーのカウンターに立つのは、西田さんと長年働いてきた熟練のバーテンダー。

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ドライ・マティーニやジントニックに使用するジンは、「季の美」、ロンドンドライジン「No.3」、サントリーの「六」のオリジナルブレンド。頭文字と数字を合わせると”K36”という遊び心が。

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併設のキッチンからは、軽食をはじめ、前菜やパスタ、ピザ、メインまで、地元の食材を使った本格的な料理が届く。「こだわりのK36オリジナルレーズンバター&いちじくバター」¥1,100、「トルティーヤ 柚子胡椒とトマトのサルサ」¥880

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「K36」は室内のメインバーとルーフトップバーの2つのエリアで構成。西田さんがカウンターに立つメインバーのラウンジはオーセンティックな内装に、ゆったりとソファを配置。ウイスキーやシャンパンなどの銘酒が揃う。

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フロア奥のソファ席は夕日を眺めるには絶好のスポット。日の入り以降冷え込んできて、暖房設備を完備。

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「記憶を刻み、未来へつなぐ」をコンセプトに、歴史的な意匠を大切に保存継承。館内を彩る、京都にゆかりのある作家の作品をメインとしたアートも見どころ。

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ザ・ホテル青龍 京都清水
The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu

京都市東山区清水二丁目204-2
TEL:075-532-1111

www.seiryukiyomizu.com
K36 ルーフトップバー&ザ・バー
TEL:075-541-3636
営)15時〜23時30分L.O.
不定休
ルーフトップバーは予約不可

※価格は税込、サービス料別
https://stillfoods.com/k36

photos:SADAHO NAITO, realisation:NATSUKO KONAGAYA

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