「ロマンティック」って、どんなこと?

フィガロジャポンが昔からとても大事にしている形容詞、それは「ロマンティック」。最初に斎藤工さんを取材した時、お題として「あなたのロマンティックを教えてください」とお願いしたのですが、「ロマンティックの意味を確認するために、辞書を引きました」と、お会いして開口一番におっしゃったことをいまでも思い出します。その後、ご縁あって、齊藤工さんは2017年からフィガロジャポンで自ら撮影したモノクロポートレートの連載をスタートすることに。フィガロジャポンをシネマティックなメディアと表現してくださり、その形容に感激しました。

さて、前置きが長くなりましたが、2024年4月19日に発売された最新の6月号の特集はファッション「ロマンティックな服が好き。」です。

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雑誌フィガロジャポンが目指すこと、それは書棚に置き続けられる保存版であることです。ファッションが巻頭特集の場合は、ページをめくる度にイマジナリーな写真が目に入り、その世界観のメッセージ性が強いことを目指しています。スタイリストやフォトグラファーと打ち合わせを重ねて撮影に挑み、そのページを開いた時に「目を奪い、手が止まる」ように仕上げよう、とみんな真剣でした。特集の中に、みなさんそれぞれのロマンティシズムが見つかればうれしいです。

表紙は韓国ソウルにて撮影したTWICEのMOMOさん。現場ではMOMOさんの愛犬が愛嬌を振りまいてくれ、そこにいるみんながハッピーな気分に。今回のスタジオ撮影時に撮ったMOMOさんのメッセージ動画で愛犬と共演しているので、madamefigarojaponのIGで公開しているムービーをぜひご覧ください。

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3月のパリコレクションで、クロード・ルルーシュ監督の『男と女』が撮影されたドーヴィルをテーマに、シャネルがシネマティックなチャレンジをランウェイで公開しました。アヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャンを、ペネロペ・クルスとブラッド・ピットで再現したショートフィルムです。映画の中にファッションは息づいています。おしゃれなシーンが心に残り、名曲が耳に響きます。美しいイメージが人の心に与える影響の大きさと、シネマの記憶と......そういうことに関し、あらためて考えさせられるきっかけになりました。フィガロジャポンでは『男と女』の中に登場したシャネルのイットバッグの歴史や背景について触れています。

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最新号発売直後から、不定期連載HOMMEに登場していただいたSixTONESのジェシーさんのインタビューを読んで「泣いた!」というコメントをたくさんいただき、こちらまで泣きそうになりました。ファンの方々の想いが作り手のこちら側にも届き、とてもありがたかったです。ジェシーさんはアレンジの効いたユニークなファッションを着こなす天才。モードへの挑戦者だなーと写真を見ながら感じました。

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この号にはMOMOさんやジェシーさん以外にも多くの著名人に登場いただきました。ナタリー・ポートマンからソフィア・コッポラまで! もちろん、このおふたりもロマンティックを体現する人物。インタビューには「情熱と活力に満ちた生き方をしたい」(ナタリー)、「ナイーブな少女時代を過ごした」(ソフィア)という言葉があり、素敵な女性たちの過去や生きざまがうかがわれます。

ロマンティック号のページをめくり続けると......マティスが愛した光あふれる南フランスの旅の記事に辿り着きます。芸術家が創造力を刺激される景色や匂い、空気などがこの地にはあったのでしょう、遺された教会の息を呑む美しさに出会うため、みなさんの旅立ちのきっかけになりますように。

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フィガロジャポン編集長 森田聖美

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