あなたの傍らにあるアートを求めて。

久しぶりにアート特集を作ろう!と思った理由は、今秋、故ルイーズ・ブルジョワや塩田千春さんの大規模な個展が行われるからです。それも東京だけではなく大阪や、京都でも『LOVE ファッション』展が開催され、日本全国で素晴らしいアート展が花開く時期となりました。

ルイーズ・ブルジョワや塩田千春さんはもちろんのこと、ヨーロッパで大活躍しているエヴァ・ジョスパン、今年のKYOTOGRAPHIEで震えるほど素晴らしい展示を見せてくれた写真家ヴィヴィアン・サッセン、若い世代の憧れの存在でもあるオリヴィア・ビー、そしてアルル国際写真フェスティバルで受賞した石内都さんなど、女性の芸術家の力に魅せられる機会が続き、この特集へと着地しました。

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ルイーズ・ブルジョワ展は9月25日から2025年1月19日まで、六本木の森美術館で開催中。
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『塩田千春 つながる私(アイ)』展は、9月14日にスタートし、12月1日まで大阪中之島美術館にて。
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ヴィヴィアン・サッセンに独占インタビュー。アムステルダムのFoam Photography Museumで9月20日から2025年1月12日まで個展が開催される。
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石内都さんのアトリエを訪れてインタビュー。12月15日まで群馬県の大川美術館で個展が開催されている。

女性である自身が見つめるモノ・コトが、各アーティストのインタビューで語られています。彼女たちの "言葉によるメッセージ"が、読者の方々の心に強い刺激をくれるはずです。

また、自然の中で風景の一部となって展開する芸術祭も各地でどんどん興っています。旅で触れるアートは、非日常の空間で自分自身の足元を見つめるような体験になるので、秋のプチトリップ先の候補に加えていただけたら。

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『北アルプス国際芸術祭2024』『森の芸術祭 晴れの国・岡山』。岡山は、金沢21世紀美術館の長谷川祐子館長がディレクションする。

アートは自分自身の空間で愛でることもできます。今回取材したアート作品を上手に飾って部屋づくりをされている方々も、みなさん口をそろえて言うのは、「もっと身近にアートを感じて暮らしてほしい」という言葉でした。フィガロジャポン本誌のエディターは「飾る時の額装にこだわるとより素敵に感じました」と、取材後に感想を伝えてくれました。

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アートを購入することに慣れている、センスのいいアートラバーがいま狙っている作品はコチラです!

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表紙は綾瀬はるかさん。マルク・ボアン時代に創られたMISS DIORロゴを現代によみがえらせた秋冬の新作を、パリで纏っていただきました。普段はやわらかで愛らしい雰囲気の綾瀬さんですが、こちらのモード撮影では強さがあるのに力みがない、さりげない色香が漂っています。誌面のモノクロの写真もぜひ見てください。

そして、ディオールがパリに持っているヘリテージのスタジオに訪問。こちらのムービーでは、綾瀬さんがディオールのドレスと出会い、感銘を受ける様子が映っています。

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美容テーマはフィガロジャポンの大事にするテーマ「Feel Good Beauty」。心地よくキレイを手に入れたい人にオススメのナチュラル&ヘルシーを叶えるアイテムがたくさん紹介されています。

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エシカルで気取りのない旅を体験したいなら、スコットランドへ。ブリットタッチの愛らしい宿、グルメ、ニットなどに癒されます。

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アートは敷居が高いもの、と感じている方も多いかもしれません。でも、人の手によって創られた、個人のメッセージが込められた手紙のような側面もあるのです。身近にいる大切な人の言葉を聞くような感覚とも似ています。

アートを観聴きする時間は、素晴らしいギフトです。

フィガロジャポン編集長 森田聖美

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