チューダーの腕時計「ブラックべイ 54」で理想の自分へ。

編集者たちが見つけたお気に入りの逸品を熱く語る連載。今回は、世界的に有名なアイコン、チューダーの「ブラックベイ 54」について。


"目標の自分"を体現してくれる理想の腕時計。

いつからか、ブラックフェイスの時計に憧れがあった。さまざまなメゾンの新作やヴィンテージを見ているのだが、どれも魅力的だ。だが、なぜか決め手に欠けると感じていた。チューダーの「ブラックベイ 54」を見た瞬間、遂に運命の時計に出合えたと確信した。黒いベゼルのダイバーズウォッチは少しメンズライクすぎるという気もしたが、どうしても心が惹かれてしまうのはなぜか......。

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70時間のパワーリザーブを備え、数日はずしても着用時にノンストレス。ストラップは8mmの長さを工具不要で調節でき、服に重ねたり夕方は緩めたり、使い勝手抜群。「ブラックベイ 54」(SS、φ37mm、自動巻き)¥546,700/チューダー(日本ロレックス/チューダー)
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上奥:1969年のカタログに初めてスノーフレークが登場。 上:職人の手仕事により極細のつまみで針をセット。

まるで雪の結晶のように角ばった特徴的な針は、「スノーフレーク」という愛称で親しまれるアイコニックなデザインのひとつ。1969年に誕生して以来、ダイバーズウォッチに採用されてきた。太めの針、大きなスクエアには蓄光素材が塗布されており、水面でも暗闇でも視認性は抜群。その機能を買われて、登場からまもなくフランス海軍のダイバーに2000年代中頃まで愛用されていたという。アメリカやカナダ、イタリアの海軍もこの時計を使っていたというから機能面はお墨付きだ。1950年代に製造された「チューダー サブマリーナー」に着想を得たオリジナルに近いクラシカルで素朴なデザインは、武骨すぎず愛嬌がある。

時計には、こうでありたいという理想の自分の姿を託したい。クールなフェイスに、頼もしい針を持つ「ブラックベイ 54」を見て、そう再認識した。(編集HD)

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針が採用された初代のモデル、Ref. 7016「チューダー オイスター プリンス サブマリーナー」
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上奥:均整の取れたスノーフレークの設計図。 上:型取りし発光塗料を充填し乾かせば針が完成。現在はグレードAのスイス製発光塗料を使用している。
問い合わせ先:
日本ロレックス/チューダー
0120-929-570(フリーダイヤル)
https://www.tudorwatch.com/ja


*「フィガロジャポン」2025年1月号より抜粋

フィガロジャポンのエディター。スカッシュに定期的に挑戦したくなります。思い切り身体を動かして、リフレッシュしたい!

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