ともに美しく年を重ねたい、サンローランの「Y トップハンドル」バッグ。

編集者たちが見つけたお気に入りの逸品を熱く語る連載。今回は、サンローランからこの夏登場したバッグ「Y トップハンドル」との出合いを編集STが語ります。


バッグにふさわしい、魅力的なシワが似合う女性でいたい。

あらゆるバッグの中で、とにかくバケットバッグが好きだ。その名のとおりバケツのような佇まいで、ざくざくとものを入れられる気取らないバッグは、まさにパリジェンヌの象徴だと勝手に思っている。バケットバッグを愛してやまない私が次に手に入れたいと狙っているのが、Yバッグの新作としてこの夏に登場した「Y トップハンドル」だ。

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流麗なラインで構成するバケットシェイプが目を引く。Yのイニシャルを縁取るエレガントなステッチがアクセント。調節&取り外し可能なストラップ付きで、ショルダーバッグとしてもハンドバッグとしても使用可能。「Y トップハンドル」(H34×W25×D15cm)¥506,000/サンローラン バイアンソニー・ヴァカレロ(サンローラン クライアントサービス)

ムッシュ イヴ・サンローランが1970年代に発表したYバッグは、Yの形を構造のひとつに組み込んだデザインが特徴。現クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロがモダンに再解釈した新シリーズは、昨年発表されるや否や世界中の多くの女性たちを虜にした。

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左:プライベートでもブラックのY トートを愛用しているロゼ。カジュアルなスタイルとも好バランス。 右:Y トートを肩から下げてショルダーとして持つゾーイ・クラヴィッツ。

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左:Yトートをお供に、愛犬ダフネと散歩を楽しむシャルロット・ゲンズブール。 右:アンニャ・ルービックはシックなブラウンがお気に入り。

いつもなら迷わずブラックを選びがちな私だが、このバッグに関してはシックなブラウンを。飴色のカーフレザーは経年変化によりどんどんツヤが出て、私の肌になじんでいくだろう。そんな過程を楽しみながら、私はこのバッグを大切に使い続ける。傷すらも価値になったマイヴィンテージのバッグはきっと、パリジェンヌが持つカゴバッグのようにタイムレスで唯一無二の存在になるだろう。このバッグを持つであろうそう遠くない未来の自分の姿を妄想して、なぜか少し誇らしく思った。(編集ST)

問い合わせ先:
サンローラン クライアントサービス
0120-95-2746(フリーダイヤル)
https://www.ysl.com/ja-jp

*「フィガロジャポン」2025年8月号より抜粋

フィガロジャポン副編集長。ファッション担当。愛車(自転車)で爆走する姿を、都内のあらゆる場所で目撃される日々。この夏は、素手でヤモリとカブトムシとコクワガタをむんずと捕まえられるようになった。真夜中に一人で湯船に浸かりながら、こっそりと読書をする時間が何よりのご褒美。今一番欲しいものは、好きな服が似合う身体。好きな野菜は豆と茄子、菌類はキノコ、細胞はマクロファージとキラーT細胞。

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