MUSIC MIXX #8の報告 ＆ #9のお知らせ

音楽トークイベントMUSIC MIXX #8が無事に終了しました。ゲストのコトリンゴさんも張り切ってくれて、いつもより30分も早く会場に入って準備。ただ、会場に設置されたプロジェクターの調子が悪く、結局スタンバイに時間がかかって30分近く押してしまい、17時30分前には何とかスタートしました。お待たせしたみなさん、ごめんなさい。

前半はカナダ出身の女性シンガー・ソングライター特集。大御所のジョニ・ミッチェル、ジェーン・シベリー、ロニーナ・マッケニット、サラ・マクラクランから、アラニス・モリセット、ネリー・ファータド、ファイスト、アヴリル・ラヴィーン、またホールやスマッシング・パンプキンズのベーシストとして活躍後、写真家などしつつソロ・ミュージシャンに転向したメリッサ・オフ・ダ・マーや、R&B色の強いアンジュリ―、今年のJUNO音楽賞で最優秀新人賞を受賞したミーガン・スミスといった注目の若手や新人まで、映像やインタビュー秘話を含めて14組以上を紹介しました。

会場の様子。いつもは女性が多いのですが、この日はカップルやコトリンゴさんの男性ファンで初参加する人も多かったです。

後半のゲストコーナーでは、コトリンゴさんと私が「コトリンゴの作曲法」と題してトークセッション。コトリンゴさんは、デビュー曲「こんにちは　またあした」の誕生秘話や、CM「シーバ」に曲を付けるまでに作曲した2曲を紹介（うち1曲は採用されて、現在流れています）。

また、アニメーション映画『くまのがっこう　ジャッキーとケイティ』に音楽を付けるにあたって、音楽の付いていない映像と、付けた後の映像を流しながら、音楽効果や音を付ける際のメロディのひらめきなどについて説明してくれました。

かなり使い込んだMac他、いろいろ機材を持ち込んで丁寧に曲作りについて説明してくれたコトリンゴさん。音楽好きの人にはたまらなくうれしい機会となったようです。

最後はカヴァーアルバム『picnic album 2』に収録されているビョークの「Hyperballad」のカヴァーについて。原曲を聴いた後に、カヴァーの制作では「いかに音楽を分解＋構築していったか」をパソコンの画面をスクリーンに映しながら具体的に説明していただき、最後に完成した大傑作曲を聴きました。

「ハイパーバラッド」のカヴァー曲の制作について、「野菜を刻んだ後にもう一度組み立てていく感じ」と説明していましたが、あまりに緻密な作業の繰り返しにビックリしました。

話が尽きず1時間に及ぶ展開となり、かなりマニアックな部分にも及んでしまいました。でも、初めてコトリンゴさんのことを知る人も、コトリンゴさんの大ファンも濃密な時間をとても楽しんでいただいたようで、コトリンゴさんは「また、このようなトークをもっとやりたいですね」と、今回の試みを気に入っていただいた様子。

最後に、コトリンゴさんからエコバック＋CDのセットを3名さまに、MUSIC MIXXからもアデルの最新作であるライヴDVD+CD『ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール』やサラ・マクラクランのベスト盤を各1名さま、映画『ニューイヤーズ・イブ』の映画鑑賞券をペアで、私もたくさん取材し原稿を書かせていただいた『pen』（12月1日号『あの場所で訊きたい音楽』）2冊などをプレゼント抽選会の当選者に差し上げました。今回は今までで最長の3時間になってしまいましたが、みなさん最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

次回のMUSIC MIXX #9は、1月15日に行ないます。メインテーマは「2012年に注目したいミュージシャン特集」。そして後半のゲストには元『フィガロジャポン』編集者で、現在フリーランスとして広告やモード誌などで活躍中のファッション・エディターさんをお招きします。ファッション広告や記事ができるまで、そのインスピレーションの源となる映画やミュージックヴィデオ、絵コンテなども紹介していただくので、ぜひ音楽やファッションに興味のある方は参加して下さいね。とてもカジュアルなイベントです。

2012年1月15日（日）17時スタート、19時半終了予定。　場所は渋谷某所（予約いただいた方に後日ご連絡します）
入場料：学生　1,000円　一般　1,500円
ご予約はTwitterの場合は@MUSIC_MIXXをフォローしていただき、そちらからDMで、
メールの場合は　music_mixx@live.jp　まで、
ともにお名前、学生か一般か、連絡先（携帯番号など）をご明記の上、お申し込み下さい。

＊To be continued