スティーヴ・アップルトン 取材&ライヴ

女性アーティストの紹介が続きましたが、今日は夏の陽射しを浴びるように輝かしきデビューを飾る英国男性、スティーヴ・アップルトンをご紹介します。ヨーロッパや中国では自動車のSMARTとのタイアップが決まり、5パターンのCMに本人自ら登場し、デビュー曲「DIRTY FUNK」も流れるそう。別名"20億円の男"と呼ばれる20歳のイケメンです。

ito_a.jpgロンドン育ちの20歳。

とにかく笑顔を絶やさない好青年。子供の頃から木登り(!)や、野外で遊ぶのが大好きだったそうで、今も公園やビーチで遊んでいる最中に曲を作ることも多いらしい。スポーツと旅が大好きだそうで、写真で見るよりもマッチョな感じです。

6歳からピアノをはじめ、当初の憧れはエルトン・ジョン。ロックやレゲエなど何でも聴き、15歳の頃からジャズにも夢中になり、ソーホーのレストランでエルトン・ジョンやビリー・ジョエルの曲にジャズテイストを加えて演奏していたそうなので、かなりの腕前。今は、ドラムン・ベースやレゲエ、ロック、ジャズといったジャンルを彼なりにミックスし、そこに眩しい夏の太陽の光をふりかけ、潮風を感じさせる涼風を巻き込んだようなグルーヴィーなパーティ・ミュージックを作り上げています。すべての楽器を演奏できるマルチ・ミュージシャンであり、作詞作曲・アレンジ、プロデュースもできるんですから、デビュー前から破格の扱いを受けるのも当然かもしれません。

ito_b.jpg私はこういう表情の方が好き。

取材当日は、編集者もフォトグラファーも、そしてインタヴュアの私も女性だし、立ち会ったレコード会社のスタッフも全員女性とあって、なんとも華やかな雰囲気。最後に編集者KEさんが「恋人はいるんですか?」と大胆な質問をしても、「いないんだよね~」と微笑みながら返答。なんか(大人な私たちには:笑)好青年過ぎるというか爽やか過ぎるというか、本当に真夏の太陽のような青年でありました。
詳しくはFIGAROjapon 7月5日発売号のアクチュアリテでの原稿を楽しみにしていてください。

ito_c.jpg身を乗り出すようにして撮影する、米田志津美フォトグラファー。

6月9日に行なわれたショウケースでは、アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、キーボード......と、次々に楽器を持ち替えて華麗に演奏。途中、即興でジャズ風にアレンジしたエルヴィス・プレスリーの歌で有名な「HOUND DOG」を歌ったり、スーパーマリオの曲を弾き出したりと、非凡な才能を発揮。ファンの女の子たちを身近な音楽で喜ばせていました。

ito_d.jpgどこから撮影しても完璧な笑顔!?

「何でも楽しむこと、"ポジティヴ"が僕のキーワードさ」と話していましたが、あれこれ前もって決めるより、ライヴも曲作りもデートも旅も、その場の雰囲気のノリで決めていくのが好きな様子です。

FIGARO#032F.JPGそよ風のように涼しげな楽曲も!

8月にはキマグレンが主催している逗子にあるライヴハウス「OTODAMA」に出演が決定しているそうで、会場に来ていたクレイさんもトークショウの途中でステージへ登場。このサプライズに、またもや会場の女子から歓声が起こりました。私は去年「OTODAMA」に遊びに行っているので、ライヴ後にクレイさんに今年の様子を聞いてみたところ、昨年よりも箱のサイズを大きくしたそうなので、もっともっと楽しめそうです。

ito_e.jpgさすがに鍵盤捌きは自由自在。

トークショウも終わって終演かと思いきや、「この通訳の彼女はとても歌が上手だから、みんなぜひ聴いてよ!」と、いきなり彼がキーボードを弾き始め、通訳の渡瀬ひとみさんは断るにも断れず、新宿のジャズフェスなどで披露しているという美声を聴かせてくれました。

ito_g.jpg8月の再来日公演も楽しみ!

予想以上のパフォーマンスに、クレイさんの登場、渡瀬ひとみさんの歌声・・・・・と盛りだくさんのショウケースでしたが、個人的に驚いたのは、前日にお世話になったフォトグラファーの米田志津美さんが、髪を下ろして全身ブラックのシックな装いで会場にいらしていたこと! 声をかけてもらわなければ気づかなかったですよ~。アップルトン君に見つめられて、恋に落ちてしまったのでしょうか・・・・・・。

デビュー・アルバム『ザ・サン・カムズ・アップ』は7月29日発売です。しばしお待ちくださいませ。

LIVE PHOTO:Yoshika Horita
*to be continued

音楽&映画ジャーナリスト/編集者
これまで『フィガロジャポン』やモード誌などで取材、対談、原稿執筆、書籍の編集を担当。CD解説原稿や、選曲・番組構成、イベントや音楽プロデュースなども。また、デヴィッド・ボウイ、マドンナ、ビョーク、レディオヘッドはじめ、国内外のアーティストに多数取材。日本ポピュラー音楽学会会員。
ブログ:MUSIC DIARY 24/7
連載:Music Sketch
X:@natsumiitoh

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest
Business with Attitude
コスチュームジュエリー
35th特設サイト
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • CONTENT STUDIO
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CE MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CE Media House Inc., Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.