こんにちは、普段は夜型生活なのに、先日ふと思い立って早起きし朝風呂に入った(一年に二回くらいしかない)ところ、その日がなんとイースター当日でした。無意識に引き寄せの法則を発動して、鮮やかに生まれ変わった吉田パンダです。
全軍前へ!!というわけで、今回もパリからお届けします。
パリには夏と冬しかないと思わせるような、5月の夏日。
この撮影をしている5月初旬、コロナ禍でフランスのカフェやレストランはまだテイクアウト営業のみでした。必然的にランチタイムの公園は、ピクニックをする人たちで賑わいます。これはこれで、今やパリの風物詩。ベンチにテーブルクロスを敷く人も現れるし、どんな状況にあっても喜びを分かち合う姿勢は変わりません。
さて、そんな爽やかな風薫る午後に公園で出会いしは、照れ屋の黒犬キラ。
キラちゃん、こっちだよー。ほら、キラキラだよー←は?
はい、抱っこでやっと美人(美犬)顔が撮れました。改めて飼い主のメガンヌさんと、おそらくはキンタマーニ種であろうというキラ。メガンヌさんがインドネシアを旅行中に道で捨てられていたキラと出逢い、そのままパリに連れてきたそうです。BALIからPARISへ、ですね。
「そう、いまやパリジェンヌ犬なの」
いつも一緒にいてくれるメガンヌさんで良かったね。犬種を聞いて思わず笑ってしまいましたが(←オイ)、バリでキンタマーニ種は“幸せを呼ぶ犬”とも言われています。
胃腸がちょっと弱いというキラ。肉、でんぷん、野菜をミックスした手作りご飯を毎日作ってもらっています。
ちなみに“キラ”という名前は、日本のアニメ『デスノート』の主人公、夜神月が称するキラというキャラクターからとっています。パリジェンヌ犬キラの性格はその正反対ですが、黒犬には悪役が似合うということでしょうか。そういえば、我が家で4月から飼っている黒犬スキッパーキも、原産国ベルギーでは「黒い悪魔」という異名を持っています。キンタマーニ・キラちゃん、いつかウチの新たな悪魔犬スキとツーショット宜しく。
「ん?我を呼んだか?」
はいはい、庭ブログでも紹介していますが、次回は黒魔術で我が家に召喚することになったイケメン悪魔回にしようかと思います。どうぞお楽しみに。
写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida