こんにちは、吉田パンダです。先日Googleのストリートビューで自宅を見たら、どうもここ数年内に撮り直したらしく、自分が引っ越してきてからとりつけた黄色いポストと庭に止めた青い車が写ってました。思わず「あ、ちょっとちょっと、Googleストリートビューにウチが写ってるよ!車も!」と大声で家人を呼んだのですが、いったい何がそんなに嬉しいの?←知らんて。雑誌に自宅が掲載された気分です。Googleカー、ウチの前の小道も通ってたんだなあ。
「PEUT ETRE FOU=どうかしてしまったのかも」
気の利いた落書きです。誰が何に狂ってしまったんでしょうか。世界にか、君にか。
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さて、どこかでボタンをかけ違えたかもしれない日々から、いぬパリです。今日の舞台は1869年創業、その装飾はベルエポックの栄華を偲ばせる百貨店「ラ・サマリテーヌ」。老朽化のために2005年から閉鎖されていましたが、LVMHグループよる大改修プロジェクトを経て今年の6月、16年ぶりに再びお目見えしました。
レストラン・バーがある最上階には、天井のガラス窓から自然光が降り注ぎます。
アールヌーヴォー様式が美しいコーナー。鉄骨はエッフェル塔を連想させますね。
最上階にあるバーは夜中2時まで開いているそうですから、パリの夜景を見ながらグラスを傾けるのも楽しそうです←夜22時に全ての店が閉まる町に引っ越した人。
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さて、そんな歴史ある素敵デパートの前で出会いしは、エメラルドローブがお似合いなクレールさんとその愛犬ラジャー。この近くに住んでいて、いつもサマリテーヌ近くを散歩しています。
ラジャーの名前の由来は、ディズニー映画「アラジン」に出てくる虎から。たしかにちょっと虎っぽい模様です。勇ましいね(女の仔だけど)。
犬種はスピッツとチャウチャウのミックスで「ウルジャン」という種類らしいんですが、検索してもちょっと正確な犬種名がわかりません。現在生後9ヶ月なので、まだまだ大きくなりそう。
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得意技は拾い食い。あ、さっそく枝を拾ってますよー。
「もうほんとに、ラジャーったらダメね。かわいい子」
クレールさん、全然直す気がありません。そしてチャウチャウらしく飼い主以外には気を許さないのか、こちらには甘えません。
「えへへ。イタズラも、愛想があまりないところもゆるしてね」
はいはい、その笑顔には全てが許されているよ。サマリテーヌ近くでカイロプラティックを営むクレールさんと、いつも一緒に過ごすラジャー。凛々しくやんちゃなミックス犬をお届けしました。次回はカフェのテラスで出会ったサーカス犬をご紹介します。どうぞお楽しみに。
写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida