おんぶに抱っこ、パリ10区のサーカス犬。

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こんにちは、吉田パンダです。先日イギリスのTweed Millという老舗ツイードメーカーのピクニックブランケットを、フランスのAMARAという代理店から購入しました。で、届いて開けてみたら、その商品が注文したものと色が違ったんです!!

Tweed Mill
https://tweedmill.com/

AMARA
https://www.amara.com/fr

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こちらがピクニックブランケットが到着した当日、出張中の自分に見せるために家人が撮影したもの。緑が基調になっているAncienne Gordonというタータンチェックですが、自分が注文したものは黄色が基調のBuchanan Naturelなんです。この写真を見て、「注文したものと全然色が違うじゃないか!許せん」と怒りに震えるパンダ氏は、出張先から速攻でブランケットの交換を依頼するメールを写真付きで代理店に書きました。で、返事が今日届いたんですが、、結果は「交換できません」というもの。なんでやねん!とまた速攻で今度は電話をすると、「写真を見たら猫がブランケットに寝てますよね。これ、使ったってことで交換できないんです」と言うではありませんか。猫?猫だと!? うむ、確かに寝てるな。でも、ほんの数秒のことです。猫は新しいものが家に来たら、匂いを確認するものです。色を確認するために、そりゃ広げるでしょうよ←パンダ氏、苦しい言い訳。

「しかも、写真では猫が爪を立ててるように見えます。完全に新品じゃないと交換はできません」

は??な、ななななんだと、、、!! 貴様、自分で間違っておいてその言い草はなんだ!!←落ち着いて。
「ムキー!!ウチのノアちゃんは爪なんか立てませんわ!!猫の名誉に誓ってそんなことしないわよ!!」←もはや性別も変わり始めた。
まあ、結局とにかく、相手はダメなものはダメの一点張り。「猫が写ってなければ良かったんですが、、」「猫が写っていようがいまいが、間違えたのはそっちだ。交換できないなんて道理が通らんだろう!」「いや、だから使ったものはダメなんです」「使ってないよ!」「でも猫が、、」

「ええい、てやんでえ、このエゲレスの丸太ん棒め! 冗談じゃねえぞ、てめえなんかな、目も鼻もねえ血も涙もねえのっぺらぼうな野郎だから丸太ん棒ってぇんだよ!!」(←注:心の声です)

冷静に考えてみれば、例えばマグカップを通販で購入して、色が違っていて交換してもらおうと写真を添付する場合、猫がそのマグカップで水を飲んでいる写真はまずい←そりゃそうだろ。そういうことなんです。この写真をそのまま送った自分が間違いでした。教訓、返品交換の際は猫の写り込みにお気をつけください(涙)。ちなみに最終的には、支払ったブランケット代の一部が払い戻されることで和解しました、、。

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というわけで、いぬパリです←前置きが長すぎる人。
パリ10区、サン・マルタン運河横のカフェで出会ったオオカミちゃん(名前です)一歳半。

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ボーダーコリーの短毛種ということですが、一見何犬かわからないような、不思議な魅力があります。

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飼い主はサーカスでダンサーをしている、エドゥアール。オオカミを、一緒に何かができるサーカス犬にしようと教育中です。

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すでにいろんなコマンドを覚えているオオカミ。エドゥアールが「走れ!」といえば、、

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通りの角までダッシュしてUターンしてきます。

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もちろんノーリード。賢いなあ。

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「抱っこ」といえば飛び乗りますし、

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「おんぶ」といえば、背中に乗ります。

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「オオカミとエドゥアール」、結成して一年とは思えないほどの結びつきを感じるコンビです。

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他にも、こうして「割れ物注意テープ」を頭にのせれば、、

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あらよっと、、見事に静止できるオオカミ。拍手!

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他にも「回転」といえば、

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ごろーん。一回転できます。ちなみにウチの黒犬は、お座りと伏せの区別さえついていません←比較にならない。

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いろいろなことを覚えてもらうコツは、気を引くオヤツもそうですが、声とジェスチャー。自分も身体を動かしながら、根気よく付き合うことだそうです。ウチの黒犬も、しばらく「エコール・エドゥアール」に預けた方が良いんじゃないだろうか、と思いました。

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「なんか言いました?」

いえいえ、せめて自分の名前と「おいで」は早く覚えてな。
賢すぎるパリのサーカス犬をご紹介しました。次回もどうぞお楽しみに。

写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida

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