こんにちは、吉田パンダです。ブログ更新が滞っていてすいません...。前回の更新からモロッコ、イタリア、ベルギーと廻っていて、なかなか時間がとれず...。いや、ほんとはW杯観戦に忙しくて...←オイ!! 言い訳はともかく、さて、フィガロ・モロッコ特集が20日に発売されましたのでモロッコ撮影話を書こうかと思いましたが、それはまた次回に譲って、今回は予告通りスペインはセビリアから。世界最大の木造建築を訪ねた際に出会った犬をご紹介します。
僕が今回泊まったアパートホテルの管理人、エヴァさんによれば、近くでオススメなバルはEslava(フィガロ・ヴォヤージュでも紹介されています)、そしてすぐそこにある世界最大の木造建築は見逃しちゃいけないよ、とのこと。その木造建築、ちゃんと「メトロポール・パラソル」という名前があるのですが、地元の人からは「マッシュルーム」の愛称で親しまれているそうです。スペインのトンデモ建築が密かに好きなワタクシ、さっそく行って来ましたよマッシュルームに!
見えてきました。何ですか、アレは、、、。
おおーーー!! 巨大で...異様...そしてかっこいい!!
遠くに月が...かっこいいかっこいい!! ←もういいから。このキノコ、上がテラスになっていて、有料で昇ることができます。ワンドリンク付きで3ユーロ。もちろん、昇るしかないでしょう。
いいですねえ。あまりに感動して、滞在中に二回来てしまいました。夕暮れ時がオススメです。
公式サイトはこちら(日本語)
http://www.setasdesevilla.com/?lang=ja
設計者J・H・マイヤーのサイトはこちら。
http://www.jmayerh.de/1-0-Architecture-Design-Research.html
さて、そんな美しい巨大キノコの足元で犬を隣に座っている女性を発見。
「こんにちは、フィガロ・ジャポンでいぬパリを書いている吉田パンダですが、、」
何かご用? と警戒の視線を送ってくれたのは、犬種不明のスンくん。太陽を表す英語sunのスペイン語読みだそうです。太陽くんですね。
アクセサリー・デザイナーの飼い主、マルタさんとはいつも一緒。今日は一人と一匹のコンビでアクセサリーの営業に廻ってきました。
「パンダさん...そのピアス...買うの?」
「買わないのっ!?」
と睨んでいるわけではなく、マルタさん曰く、いつも自分を守っているつもりなんだとか。
何枚か撮らせてもらった後、今日はどうもありがとうとマルタさんと握手をしたら、その瞬間に僕の手をガブッときましたよ、スンくん(甘噛みだったけど)!! さすが忠犬。引き続き飼い主さんをしっかり守って下さい。世界最大の木造建築キノコからお伝えしました。次回は灼熱のモロッコから。マラケシュは5月でも43度まで気温は上がりました。どうぞお楽しみに!

写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida