こんにちは、吉田パンダです。
見回してみるとフィガロwebのブログを書いている人の中で、
「モード」にまったく縁がないのは『いぬパリ』だけかも、、、。
まあ、それはそれということで。
今週も南仏からのお届けです。
僕はビジネスアスキーという雑誌で毎月フランスの小さな村を紹介する連載をしているんですが、その撮影でサントロペ湾を見おろす村、ガッサンを訪ねました。

とにかく、もう、見晴らしは言うことないガッサンです。



色とりどりの花が咲きほこる石造りの村で出会いしは、
スイス人のカップルに飼われるオオカミ犬、ダモノくん
一歳半。正確な犬種はわかりませんが、オオカミと犬を
かけあわせた種類なんだそうです。

ダモノ「オレって普通の犬とどこか違うだろ」
うん、毛並みも鋭い目つきも犬というよりオオカミです。
精悍ですね、ネコにも追い払われるどこかの漆黒トイプー
とはだいぶ違います。

あづき「ふんっ、わちの逃げ足は早いぞ!」

あっ、ダモノがさっそく野生の感覚で何か異変をキャッチしたようです!!!
ダモノ「このビリビリとした感じは!!」

はい、小さい虫を発見したようです。

ダモノ「ふ、、オオカミ犬のオレから逃げられると思うなよ。獅子はネズミを狩る際も全力を尽くすという。オレもオマエには容赦しないぜ!!」
ダモノくん、シッポは下がりながら気合いが入っています。

ダモノ「感じる、感じる、、、。全国7万人のいぬパリファンの皆が
今オレを見ているぜ。ここでキリッと決めるんだ、ダモノ!」

ダモノ「キリッ!!」

ダモノ「パンダさんどう、オレ決まってた!?」
う、、うーん、、、どうかな。
読者の反応を聞かないと何とも言え、、、

ダモノ「はっ!!あれは!!」
おー、また何やらキャッチした模様です。

ガラガラガラガラ、、、。
ダモノくん、、子供ですよ。

普通の犬よりも野生が強く、しつけは難しいというダモノくん。
オオカミ犬のアンテナは今日も、縦横無尽にはりめぐらされているのです。
「フランスの美しい村」ガッサンからでした。
次回のいぬパリもどうぞお楽しみに。

写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida




