こんにちは、吉田パンダです。
昨日に引き続きパリは凱旋門真下からお届け中。
知らなかったんですが、この内壁にはフランス革命および帝政下における戦争と将軍の名が刻まれているそうです。
ここで凱旋門まめ知識。
凱旋門の真下中央には、1923年以来一度も耐えることなく追悼の火
が揺れています。この揺れる炎の下には名もなき一兵士がその遺体
を安置され、フランスのために散ったすべての兵士の象徴として
その名誉を称えられているのです。
エトワール広場の名が冠されたのは、12本の道がここから放射状に
伸びているからですが、その道も全て過去の戦闘の名前や軍事史上
の重要人物の名前がつけられています。
御国のために散った英霊を称える広場。
凱旋門はフランスの靖国神社だったのかとパンフレットを読んで
感慨しきりでした。
さて、入場料9euroを支払い、284段の階段をぐるぐるぐるぐる。
ひたすらのぼって、、いき、、、ます。←息切れ中。
そうするとやっとここまで着くんですね。
昇りきったスペースでみなさん何かを覗き込み中。
いったい何を見ているのかと思えば、
自分がいる場所からの俯瞰映像です。ひとが動いている様子が
なんだかふしぎ。
ほかには模型があって、
子供があそんでいます。
「ふおおおおおっ!!!オレは284段昇りきったぞお!!」
と叫んでいるわけではないでしょう。
軍神彫刻の一部?
凱旋門の彫刻を細かく映像で見ることもできます。
1833年から1836年にかけて20人のアーティストによって製作されたものだそうです。
模型の前で記念写真。ふたりのパリジェンヌは3ヶ月に一度は
凱旋門に来るのだとか。えええ、意外でした。
ちなみにワタクシは10年に一度でしたが、、、。
というわけで、いよいよテラスに昇りましょう。
やっと見られました。緑のシャンゼリゼ大通り。
ここからの眺めで十分です。
遠くにはサクレクール寺院も望めます。
お出口はこちら。
テラスから階段を降りると待っているのがお土産屋さん。
このへんは万国共通です。
ふだんは陳腐に感じる凱旋門モチーフもなぜかかわいく
見えてくるからふしぎです。いやいや、これは神社だ、、。
エッフェル塔の消しゴム。
自分で切ってつくる紙のメトロ駅等々。
ついついほしくなってしまいます。あぶない。
模型も大中小と揃えておりますよ、おくさま。
ちなみに不肖吉田パンダ、カードやプレイモービルのみならず、
自分が訪れた世界のミニチュアモニュメントも集めているので、
ついついミニ凱旋門を買ってしまいました。あああ。
以上、パリの歴史的建造物をご紹介するブログ「いぬパリ」でした。
あれ?
来週はパリ5区に鎮座するパンテオンの謎に迫り、、はせず、
炎の画家ヴァン・ゴッホがその生涯を閉じた村オーウ゛ェル・
シュル・オワーズを訪ねます。
どうぞお楽しみに。

写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida