こんにちは、吉田パンダです。
窓の下に咲く白い木蓮を眺めては、春を想う季節となりました。
日本同様、パリでもあちこちで東日本大震災で被災した方々を遠くから支援すべく、チャリティーイベントが開催されています。今週末、知人のピアニストが参加するコンサートに僕も足を運ぶことにしました。あの(?)マルタ・アルゲリッチも演奏しますので、お近くの方でご興味があればぜひ。
4月9日 Theatre ADYAR にて
http://www.rivegauchemusique.fr/2010/09/12/test3/

「当然わちも"トイプーワルツ"を演奏しますよっ!!」
いやいや、できないでしょ。君はお留守番で応援よろしく。
さて、今週のいぬパリはちょっと街を離れてノルマンディー地方へ。
もちろん、お供はフィガロ・ボヤージュ「北フランスの田舎町へ」です(ほんとに)。別にフィガロに頼まれたわけでも何でもなく、一泊二日でパリから旅するのにノルマンディー地方はちょうどいいんです(パリから200km〜250km)。あづきを連れて、取材した町を巡ってきました。

リンゴの村、Cambremerでひなたぼっこ中の猫。

「フランスで最も美しい村」のひとつ、Beuvron en Augeはおもちゃ箱のような町並みです。

ミニチュアもそのまま。

「こんにちは」
はい、こんにちは。

こちらもひなたぼっこ。時間がゆっくり流れています。

取材の時は立ち寄らなかった町の中心にある小さな教会へ行ってみました。祭壇近くの窓からは光が差し込み、天使の梯子がかかっています。言葉もなく、暫し黙祷。

さ、食は命。自分が元気じゃなければ他の誰かも元気にできません、というわけでお昼ご飯は取材でも立ち寄ったCambremerのAu Petit Normandへ。鴨の胸肉シードルソースです。店主のおばちゃんが僕のことを覚えてくれていて、「おかげさまでフィガロを持ったお客さんがたくさん来るよ」と感謝されましたよ!編集部の皆さん。

「ヤギですが、何か?」
ちょっと曇って来ましたが、食後はこれまた取材した農園へ。
たくさんの動物が放し飼いになっているここは、歩くだけでも 楽しいです。
Chateau de Canon
14270 Mezidon-canon

あづき「あのさ、早く遊びたいんだけど、、もういい?」
はいはい、もう一枚だけ。ちょっと待ってね。

いつもは10分散歩のあづきもこの日は草原を駆け巡り!

急流を渡り!(←渡ってません。穏やかな川を眺めてるだけ)

美人なラマとお友達になりました。
引き続き次回もノルマンディー地方から。
港町Honfleurで知り合った犬を紹介します。
どうぞお楽しみに。

写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida
BRAND SPECIAL
Ranking