オテル・ロザリー。泊まらない人も庭とレストランを目指す。

PARIS DECO 2022.07.26

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左: 通りに面した鉄の門扉からホテルの入口へ。建物の上に並ぶクラシックな彫像に驚かされる。 右: この建物の地下に広がるレストランのガーデンテラス。photos:Christopher Coenon

今年の5月に「Hôtel Rosalie(オテル・ロザリー)」がオープンしたのは、13区のシスター・ロザリー大通り。なんとなく愛らしい響きの通り名は19世紀に活動したロザリーという修道女に由来している。地下鉄のPlace d’Italie(イタリア広場)駅から徒歩3分と便利な立地にあり、60室の4ツ星ホテルとしてだけでなく、宿泊客でなくても利用できる緑あふれる庭に面したカフェ・バー・レストランとしても知っておきたい。

ホテルの入口はプラタナスの並ぶ通りにあるが、建物は奥まっていて、しかも庭とバー・カフェ・レストランは地下にあるため、ちょっと秘密の隠れ家的気分が味わえるのだ。朝食、カフェ、ランチに活用でき、また金曜と土曜は夕方からカクテルと軽食も。メニューはヘルシー&グルマンといういまの時世が求める内容である。キヌアボール、オレンジ色のレンズ豆の煮込みとバスマティライス、カラフルサラダ……。1日のスタートに、緑に囲まれてカフェだけ一杯!という使い方もできる。もちろんラテは植物性ミルクで。

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レストランの緑あふれるテラス席。朝食は18ユーロ。アラカルトでもオーダーできる。photos:Carole Cheung

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左: メニューにある謎のシャクシュク・バゲット(15ユーロ)の正体がコレ。バゲットにズッキーニやナスなどの温野菜、オムレツそして溶かしたチェダーチーズというサンドイッチだ。 右: ランチ、スナック。時間と曜日で複数の利用法が待っている。ヒヨコ豆のフムスとピタチップスは癖になるおいしさ! パンや焼き菓子は人気の「Meunier(ムニエ)」から。photos:Carole Cheung

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朝食は7〜11時、ランチは11〜15時(金土は11時〜18時)。コーヒーショップとしては7〜15時。また金曜と土曜の18〜22時はバーとスナックの営業。photos:Christophe Coenon

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この庭、レストランを宿泊者が自由に楽しめるのはもちろんだが、4階のシークレットガーデンという宿泊者だけが利用できるルーフトップもホテルは隠している。クラシックな彫像に囲まれたシークレットガーデンには、なぜか赤いプジョーが1台。立ち往生し、草花にすっかり覆われたといった風情で……オテル・ロザリーの主役は自然なのだ。

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シークレットガーデンをエンジョイできるのは宿泊者オンリー。photos:(左)Christophe Coenon(右)©️Marion Mailaender

ホテルの内装を担当したのはマリオン・メランダー。パリでは過去にアメリー・ピシャールのバスティーユのブティックを手がけている。このホテルでは庭と室内の境を曖昧にする、というアイデアでインテリアを作り上げた。自然を取り入れる、というのはオーナーであるジョリス・ブルネールの希望だったという。また、大理石のようなノーブルな素材をチープなイメージの素材とミックスし、家具もいくつかは彼女がデザインして、と、パリ市内のホテルとしてはなかなかユニークな客室だ。また1階のロビーホールに置かれたガエ・アウレンティのソファと肘掛け椅子は、彼女がクローバーのモチーフを描き、フランスのファブリックメゾンThevenonに特注した布でカバー。ホテルに入った瞬間に目に入るこのファブリックは、優しく目を和ませ、快適な滞在が待っているという期待を抱かせる。

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photos:Hervé Goluza

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オリジナル家具がアクセントのユニークなインテリア。photos:(左)Hervé Goluza(右)Christophe Coenon

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左: 90年代の航空会社の制服にインスパイアされたブルー。 右: レセプションフロア。クローバーのモチーフがチャーミングなソファで寛いで! photos:Hervé Goluza (右)、Christophe Coenon

Hôtel Rosalie
8bis, avenue de la Soeur Rosalie
75013 Paris
www.hotel-rosalie.com

editing: Mariko Omura

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