Parisienne file vol. 72 ラナ・カシュヴァ/ モデル兼ファッションブランドの営業 ヴィンテージラバーなパリジェンヌの秋の3スタイル。

パリに暮らす、パリジェンヌのファッションやライフスタイルを紹介する連載「パリジェンヌファイル」。今回はモデル兼ファッションブランドの営業としても活躍するラナ・カシュヴァが登場。

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モード好きが昂じてアート界から⼀転、現在はファッションブランドで仕事をしているラナ。ヴィンテージが好きになったのはオランダ留学中。アムステルダム市内のヴィンテージショップに通い始め、少しずつお気に⼊りコレクションを増やしてきた。

「最近のSDG’sブーム以前から、旬が過ぎると流⾏遅れと⾒なされるような、最新の服には興味が持てなかったの。ヴィンテージは時間をかけて探し出して出合える楽しみがある。⼤量⽣産されたものではなく、⼀期⼀会の出会いが魅⼒なんです」。ラナのワードローブの多くは、⻑く着られるベーシックなアイテム。ジャケット、ジレ、コート、パンツなどシンプルで上質なデザインをチョイスし、アクセサリーで⾃分らしい着こなしにアップデートしている。

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STYLE1: ジャケット+ジレ

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オールブラックな装いはソワレやディナーなど、ドレスコードのある場によく着るスタイル。サンローランのジレとジャケットはマレのポップアップヴィンテージショップで購⼊したもの。アレキサンダー・マックイーンのシューズを合わせて。

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STYLE2: コート+ドレス

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ノーカラーのショートコートはアムステルダムのヴィンテージショップで購⼊。今年らしいミニ丈のジェイコブ・リー・ロンドンのニットドレスと合わせて“今”を感じるスタイリングに。

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STYLE3: ジャケット+ジーンズ

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ブルーからグリーンのニュアンスカラーがこの秋のムード。スペインブランドのシンキングムーのジャケットにサンローランのニットを合わせて。マルニのマルチカラーバッグとザ・ロウのサンダルでクラスアップ。

Lana KASHUVA

リトアニアの⾸都ヴィリニュス出⾝の29歳。2018年、パリ第10⼤学(現ナンテール⼤学)でアートを専攻する。在学中にモデルをスタート。卒業後は南仏イエール諸島のポルクロール島にある、カルミニャック財団美術館でキャリアをスタート。2017年から2年間、オランダのアムステルダムファッションインスティチュートでモードを学び、2019年から再びパリへ。現在はモデル兼ファッションブランドの営業として活躍している。
Instagram : @lanakashu

Hiroko Suzuki
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。
Instagram : @suzukichako

photography: Yusuke Kinaka, editing: Hiroko Suzuki

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