Parisienne file vol. 79 ピクシー・マルタン/ デジタルコンテンツクリエイター おしゃれパリジェンヌ、ピクシーのファッションを紐解く。

パリに暮らす、パリジェンヌのファッションやライフスタイルを紹介する連載「パリジェンヌファイル」。今回はデジタルコンテンツクリエイターを務めるピクシー・マルタンが登場!

BONJOUR de PARIS

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mon style préféré

Q1. お気に入りのスタイリングは?
A. メンズライクなセットアップ。

「最近注⽬しているのは、2023年に友⼈が⽴ち上げたブランド、MYO(@myo _paris)。オートクチュールを扱う⽣地メーカーから素材を厳選し、100%フランスメイドという製造背景にもこだわりを持っています。男女兼用で着⽤できるジェンダーレスなデザインに時代性を感じるわ」

ジャケットとパンツのセットアップは、⽇中はスニーカーと合わせて打ち合わせに、ヒールに履き替えてソワレに、と愛⽤している⼀着。

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Q2. あなたにとってのおしゃれアイコンは?
A. フランソワーズ・アルディ。

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「ずっと憧れているのは、フランソワーズ・アルディ。ママの影響で彼⼥の歌を聴き始めたのがきっかけよ。特に『Soleil』が⼤好き。メランコリックで優しくて、繊細で美しい歌い⽅は聴くだけで癒されるわ」

フランソワーズのファッションや髪型にもインスパイアされて、10年前から前髪を作り、サングラスにレザージャケットを身に着けるなど70年代スタイルを好むようになったそう。

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Q3. ⽋かせないファッションアイテムは? 
A. ローズボールフリーマーケットで購入したプリントTシャツ。

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「ヴィンテージショップを巡るのが⼤好き。それぞれの時代背景を思いながら、どんな⾵に着こなしていたのか考えるだけでワクワクするから。⾃分だけの宝物探しが楽しくて、パリで週末にクリニャンクール、旅先ではロサンゼルスで⽉に⼀度開催されるローズボールフリーマーケットによく行くわ」

ヒッピーマインド、⾳楽やアートと関連するおもしろいアイテムが⾒つかるのが魅⼒。時にロゴやプリントTシャツは、⾒つけるとつい買ってしまうのだとか。

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Q4. コレクションしているファッション⼩物は?
A. 帽子。

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帽⼦は着こなしのマストアイテム。その⽇の服を選んだら、アクセサリーやバッグ、靴を決めて、最後に鏡の前で帽⼦を合わせるのがスタイリングルーティンだそう。

旅先のヴィンテージショップで出合うことも多く、いつの間にかコレクションも20個ほどに増えた。ジーンズやパンツにつばの広い帽子を合わせたり、ドレスやロングスカートにはキャップやキャスケットを組み合わせたり、フェミニンとマニッシュな雰囲気をミックスするのがピクシー流だ。

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Pixie Martin(ピクシー・マルタン)
パリに隣接するブローニュ⽣まれの27歳。パリの服飾学校、スタジオ・ベルソーでデザインとパターンを専攻。「Numéro」で半年間編集アシスタントを務めた後、CMのアシスタントスタイリストを経て独⽴。2021年より映画のコスチュームスタイリストとして活動し、24年春よりデジタルコンテンツクリエイターとして新たなキャリアをスタート。

Hiroko Suzuki
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。愛称、ちゃこさん。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。

editing: Hiroko Suzuki photography: Ayumi Shino

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