自宅用のワインセラー、結局何本収納できればいい?

ファッション、美容、食べ物、インテリア、本、うつわ......、フィガロ部員たちがリアルに買った最近のお買い物をご報告します。


ワインエキスパートを取得して以来、自宅にワイン関係の本ばかり増えている編集カナイです。先日久しぶりにエキスパート試験の問題集を解いてみたら、忘れていることがものすごくあり......。今年受験しても合格できるくらい、勉強を継続しなければと気を引き締める日々です。

さて、みなさんワインはどのように保存していますか? 自分はかつて人からもらった年代モノの赤ワインを物置に放置してひと夏を越させてしまい、褐色のモロモロとした薄味の液体に変質させてしまったことがあり......。それ以来、すぐに飲まないワインは赤ワインでも野菜室に突っ込む、という生活を続けていました。ところが料理が好きなこともあり、冬場に白菜やキャベツなどの葉物を買って帰ると、すでにそこにはあふれんばかりのワインボトルが。また妻が冷蔵庫に保管しているプロテインのチョコレートのような甘〜い香りがワインに移ってしまう心配も。ということでずっとワインセラーを欲していたのですが、年明けにとうとう買ってしまいました。

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「ハイアール JQ-F192A」高さは120センチくらい、妻からは「デカすぎる、騙された......」とやや不評。冷蔵庫の隣に仲良く並べています。

もともと20〜30本入る小型のセラーの購入を考えていた私。ところが、「欲しいと思った本数の2倍は入るセラー買わないと、すぐ2個目のワインセラー買うことになるよ」とワインジャーナリストの先輩たち、ワインショップの店員さん、ワインバーの店主から同じことを4度聞くという不思議な経験をし、50本以上の本数が入るワインセラーを探すことに。すると、10万円くらいという予算感で最大79本収納できるというハイアールのワインセラーを発見! 敬愛するソムリエ、田邉公一さんのレビュー記事もあり、即決で購入を決定しました。

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操作しやすいタッチパネル。触れたりぶつかったりしても誤作動しないよう、3秒長押しでロック解除できるスグレモノ。

上下で別の温度設定ができるため、上段は赤ワイン用に15度、下段は白ワイン&スパークリング用に13度に設定。可動音もうるさくなく、リビングで仕事をしていてもまったく気になりません。なにより「ワインセラーを持っている」という気持ちの豊かさを手に入れられたことが、いちばん買ってよかったと思うことです。

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引き出しもスムーズな木枠のラック。「できる限り出さない」を心がけて、長期熟成を楽しみたいと思います。

......え、いま何本入ってるかって? なんと赤、白、泡を合わせて5本だけです(笑)。ワインセラーを買ったからにはしっかりワインの仕事をしようと心を決めた2024年、年末には何本増えていることやら、いまから楽しみです。

カナイヨースケ フィガロジャポン編集部、WEBグルメ担当。大学時代、元週刊プレイボーイ編集長で現在はエッセイスト&バーマンの島地勝彦氏の「書生」としてカバン持ちを経験、グルメの洗礼を浴びる。ホテルの配膳のバイト→和牛を扱う飲食店に就職した後、いろいろあって編集部バイトから編集者に。2023年、J.S.A.認定ワインエキスパートを取得。好きなワインのタイプはイタリアをはじめとした日当たり良好系。

text: madame FIGARO japon

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