おしゃれ番長の栗山愛以が、週1でお届けするスナップ連載。今週は「ミニバッグ」のスタイリングをピックアップ。


文/栗山愛以

スマホさえあればだいたいことが済むようになったからか、バッグのミニサイズ化が止まらない。自分はPCや紙の資料、現金、使い慣れたスケジュール帳を持ち歩き、いっこうに荷物が減る気配はないのだが。今回はミニバッグだけで過ごすスマートな人々をチェックしてみる。

極小バッグで英国トラッドをアップデート。

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ロンドンでスナップされた彼女はグレンチェックのツイードのジャケットを羽織り、べっこうのフレームのメガネをかけていてブリティッシュトラッドを体現している。バッグも祖国の誇り、バーバリーをセレクト。伝統を踏襲しつつも古くさくなっていないのはサイズをミニにしたから。革靴ではなく、エシカルなブランド、VEJAのスニーカーにしたのもいまっぽい選択。

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エレガントなミニバッグがパリシックを格上げ。

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ミラノでキャッチされたようなのだが、まるでパリジェンヌのような雰囲気を醸し出している。ジャストサイズの白Tをハイウエストのデニムにインし、赤いパンプスを選んだところが要因。そして何よりもシャネルのミニバッグが光っている。首からさげるのはなかなか高度だが、ブランドの力でエレガントに着地している。

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王道ミラネーゼスタイルをミニバッグではずす。

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インパクトのあるパイソン柄のコートとサングラスでゴージャスなミラネーゼになってしまいそうだが、これまたミラノ感満載のボッテガ・ヴェネタのイントレチャートでもミニバッグを選んだことがそれを食い止めている。小さめのサイズ感がはずしの役割を果たしてくれるのだ。ワイドデニムとグリーンのパンプスのバランスも○。

texte : ITOI KURIYAMA, photos : IMAXTREE

ファッションをこよなく愛するモードなライター/エディター。辛口の愛あるコメントとイラストにファンが多数。多くの雑誌やWEBで活躍中。

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