『シン・ウルトラマン』の撮影現場で、西島秀俊を齊藤工が撮影。

俳優として活躍しながら、映画監督やフォトグラファーとしても精力的に作品づくりを続けるアーティスト・齊藤工。彼が尊敬する人や会いたい人にカメラを向け、一瞬の表情と佇まいを切り取る。今回57回目を迎えたフィガロジャポン本誌の連載「齊藤工 活動寫眞館」。madame FIGARO.jpでは本誌未掲載のカットと、齊藤自身の言葉で、撮影の背景やエピソードを綴ります。今回は、5月13日に公開となる映画『シン・ウルトラマン』で共演した西島秀俊を撮影。

企画&脚本・庵野秀明×監督・樋口真嗣という映画『シン・ゴジラ』以来の最強タッグが再び! この第一報から世間の注目を集めてきた映画『シン・ウルトラマン』が、いよいよ2022年5月13日に公開決定。フィガロジャポン4月号で誌面を飾った有岡大貴に続き、今号では遂に西島秀俊が登場。齊藤工が、初めて西島秀俊を撮りおろした。

「『シン・ウルトラマン』という超大作は、自分には到底背負えないと気負っていたなか、共演者に"西島秀俊"というお名前があると知り、だったら何とかなりそうだと安堵したことを覚えています」

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西島は、昨年公開された映画『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞の4部門でノミネート。自身も、全米映画批評家協会賞でアジアの俳優では初となる主演男優賞を受賞。さらに、先日発表された日本アカデミー賞でも最優秀主演男優のほか、最優秀作品賞など最多8冠に輝いた。

「自分ごときが"西島秀俊"を語れませんが、自分が見てきた西島さんは、とにかく実直に丁寧に、視野広く、好奇心とともに作品に向き合う姿勢です。雄弁に語るより静かに醸す佇まいと言いますか、映画的な深さ、奥行きが果てしない......。永遠の憧れです」

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今作は2019年に撮影され、当初2021年公開予定だったがコロナの影響で公開が延期。昨年末にようやく公開日が5月13日と発表された。
「パンデミックを経て、シン・ウルトラマンは進化し続けています。俳優の仕事としてクランクアップはしていますが、どこかでずっと共存し続けている感覚があるのです。それがいよいよ5月にみなさんにお届けできることを本当に光栄に思っています。原作のファンの方々や、初代ウルトラマンという歴史を創造して下さった方々へのリスペクトを込めた現場でしたし、そういった作品になると思います」と、齊藤は公開決定イベントで語っている。

さまざまな人の思いをのせ、新しいクリエーションを吹き込み、初代ウルトラマンから56年の時を経た今年、いよいよ公開となる。

『シン・ウルトラマン』
●企画・脚本/庵野秀明
●監督/樋口真嗣
●出演/斎藤 工、長澤まさみ、有岡大貴、早見あかり、西島秀俊ほか
●2022年5月13日より全国公開
https://shin-ultraman.jp
HIDETOSHI NISHIJIMA
1971年生まれ、東京都出身。94年『居酒屋ゆうれい』で映画初出演。NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」では気象キャスター役を好演。主演を務めた映画『ドライブ・マイ・カー』(2021年)がアカデミー賞の4部門でノミネート。自身も、全米映画批評家協会賞でアジアの俳優では初となる主演男優賞を受賞した。5月13日に公開となる映画『シン・ウルトラマン』に出演。

TAKUMI SAITOH

ナビゲーター役の NTV「こどもディレクター」(水曜 23:59~)放映中。出演映画『カミノフデ~怪獣たちのいる島~』が 7月26日公開。企画・プロデュースした今冬公開の児童養護施設のドキュメンタリー映画『大きな家』に続き、ハリウッド映画『ボクがにんげんだったとき/When I was a human』のエグゼクティブプロデューサーも務める。www.b-b-h.jp/saitohtakumi

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