『シン・ウルトラマン』の撮影現場で、長澤まさみと早見あかりを齊藤工が撮影。

俳優・斎藤工として活躍しながら、映画監督やフォトグラファーとしても精力的に作品づくりを続けるアーティスト・齊藤工。2017年にスタートしてから、今号で58回目を迎えたフィガロジャポン本誌の連載「齊藤工 活動寫眞館」では、彼がこれまでに出会ったアーティストや尊敬する人にカメラを向け、一瞬の表情と佇まいを切り取る。madame FIGARO.jpでは本誌未掲載の撮りおろしカットと、齊藤自身の言葉で、撮影の背景やエピソードを綴ります。今回は、満を持して公開される映画『シン・ウルトラマン』で共演した女優、長澤まさみと早見あかりを撮影。

いよいよ5月13日に公開される映画『シン・ウルトラマン』。連載「齊藤工 活動寫眞館」では、2022年4月号にて有岡大貴を、5月号では西島秀俊と、出演者が次々に登場した。『シン・ウルトラマン』連続企画の最後を飾るのは、長澤まさみと早見あかり。齊藤工が、女優ふたりを撮りおろした。

斎藤が演じる主人公の相棒役を務める長澤まさみは、映画公式サイトで「誰もが憧れる庵野さんの作品に出演できることをとても光栄に思います」とコメントを寄せている。

「お名前を見るだけで数々の名作の場面が浮かぶ、紛れもなく日本を代表する女優さんですが、現場ではとても気さくで視野が広く、ナチュラルで……。本番では、バディ役として頼もし過ぎる存在でした」。と斎藤は語る。

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「『シン・ゴジラ』を観た時に感じたあの興奮を、みなさまにも『シン・ウルトラマン』でお届けできると思うと楽しみです」と出演への喜びを語った早見あかりは、今回が斎藤と初共演。

斎藤いわく「彼女の作品や表現者としての馬力を感じていたので、はじめましてな感覚はありませんでした。『ウレロ☆未開拓少女』を観ていたので、表現者として地肩の強さはわかっていましたが、本当に力強く柔軟に繊細に演じられていて頼もしかったです。早見さんに演じられない役はないと思います」。

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公開日を5月13日に控え、これまでベールに隠されていた詳細が徐々に明かされてきた本作。斎藤工が演じるのは、ウルトラマンになる男・神永新二。相棒の分析官・浅見弘子役が長澤まさみ、そのメンバーが西島秀俊、有岡大貴、早見あかり、田中哲司と豪華な面々が出揃う。さらに、主題歌が米津玄師の「M八七」に決定したことも今年4月に発表された。

生前の実相寺昭雄監督に、過去一度だけ会話をする機会があったという齊藤。その際、当時の円谷プロやウルトラマンに関する話を訊いたという。「その時の体験が、すべて今回の作品に繋がっていたのでは」と、齊藤は振り返る。

さまざまな人の思いやバトンを受け継ぎ、映画『シン・ウルトラマン』はいよいよ5月、全国公開となる。

『シン・ウルトラマン』
●企画・脚本/庵野秀明
●監督/樋口真嗣
●出演/斎藤 工、長澤まさみ、有岡大貴、早見あかり、西島秀俊ほか
●2022年5月13日より全国公開
https://shin-ultraman.jp
MASAMI NAGASAWA
1987年生まれ、静岡県出身。2000年、第5回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞。映画『ロボコン』(03年)で初主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。公開中の映画『SING/シング:ネクストステージ』(22年)では日本語吹き替え版の声優を務める。5月13日に公開となる映画『シン・ウルトラマン』に出演。
AKARI HAYAMI
1995年生まれ、東京都出身。2014年、NHK連続テレビ小説「マッサン」に出演。同年、映画『百瀬、こっちを向いて。』で長編初主演を務める。主演作はほかに「ラーメン大好き小泉さん」(15年~19年)、『女の機嫌の直し方』(19年)など。『夢の劇-ドリーム・プレイ-』『パ・ラパパンパン』など舞台でも活躍する。待機作は映画『シン・ウルトラマン』。
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TAKUMI SAITOH
長編初監督作『blank13』では国内外の映画祭にて8冠受賞。HBO asiaのプロジェクトで日本代表監督を勤めたFOODLORE『Life in a box』がAsianAcademyCreativeAward2020にて、日本人初の最優秀監督賞を受賞。監督長編最新作、映画『スイート・マイホーム』(主演・窪田正孝)が2023年公開予定。主演作『シン・ウルトラマン』が5月13日に公開決定。上野樹里と共演したNetflixシリーズ「ヒヤマケンタロウの妊娠」が4月21日から配信。監督を務めた、木村拓哉のMV「Beautiful Things」(作詞作曲・平井大) が配信中。企画・制作を手がけたクレイアニメ『オイラはビル群』がWOWOWオンデマンドで配信中。また、18年にパリ・ルーヴル美術館のアート展にて白黒写真作品【守破離】が銅賞受賞。19年も出品。移動映画館「cinéma bird」の主宰や「MiniTheaterPark」の活動など。

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