「ミニシアターパーク」でともに活動する、北村匠海を齊藤工が撮影。

俳優・斎藤工として活躍しながら、映画監督やフォトグラファーとしても精力的に作品づくりを続けるクリエイター・齊藤工。2017年にスタートしてから、今号で61回目を迎えたフィガロジャポン本誌の連載「齊藤工 活動寫眞館」では、彼がこれまでに出会ったアーティストや尊敬する人にカメラを向け、一瞬の表情と佇まいを切り取る。madame FIGARO.jpでは本誌未掲載の撮りおろしカットと、齊藤自身の言葉で、撮影の背景やエピソードを綴ります。今回は、ふたりのタクミが登場。齊藤工が精力的に活動を続ける「ミニシアターパーク」プロジェクトに参加する、北村匠海を撮影した。

「Mini Theater Park(ミニシアターパーク)」とは、渡辺真起子、井浦新、斎藤工、3人の俳優が立ち上げたプロジェクト。新型コロナウイルス感染症の影響で全国のミニシアターが危機的状況に陥ったことをきっかけに、何か支援ができないかと考え、オンライン番組を配信したり、オリジナルTシャツを販売して復興の活動費にするなど俳優自らが活動。活動を支持したり参画したり、支援の輪は広がり続けている。
今回連載に登場した北村匠海も、参加者のひとり。

「北村匠海さんは、おそらく井浦新さんとご共演の際に、新さんのお声掛けに賛同してMini Theater Parkの動画に参加して下さり、今回のMini Theater Parkの銀幕俳優ブロマイド的な企画にも快諾して下さいました」と斎藤は経緯を振り返る。

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『君の膵臓をたべたい』(2017年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞して以来、『東京リベンジャーズ』『明け方の若者たち』(21年)と映画界で精力的に活動する北村。今年3月に公開された重松清原作の『とんび』では、阿部寛演じる主人公・ヤスの息子、アキラを演じあげた。
斎藤から、俳優・北村匠海はどう見えているのだろう。

「月と太陽で言うと、月の雰囲気がありますよね。デビュー当初から年齢じゃない"深さ"がとても魅力的な方。太陽にはない月明かりと言う繊細で美しい鋭い輝きで、これからも八面六臂のご活躍を楽しみにしています」

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北村をはじめ、映画や映画館を愛するさまざまな俳優陣が参画する「Mini Theater Park」。いま、新たな試みとして「フォト ステッカー プロジェクト」が進行中だ。銀幕スターのブロマイドをイメージし、クリエイター・齊藤工が撮った俳優の写真をステッカーに加工。ミニシアター入場者への入場特典として無料で配布する企画を予定している。コロナ禍だからこそ生まれた本プロジェクト。今後の展開にもぜひ注目したい。

「Mini Theater Park」プロジェクト
www.instagram.com/minitheaterpark
TAKUMI KITAMURA
1997年生まれ、東京都出身。1997年生まれ、東京都出身。2017年に映画『君の膵臓をたべたい』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。映画『とんび』(22年)をはじめ、数々の映画、ドラマ、CM、舞台に出演。4人組ダンスロックバンド、DISH//のリーダーとしても活躍する。コロナ禍でミニシアターを盛り上げようと、斎藤工など俳優たちが立ち上げた「ミニシアターパーク」の活動にも参加。Netflixシリーズで実写ドラマ化される「幽☆遊☆白書」では、浦飯幽助役を務める。

TAKUMI SAITOH

ナビゲーター役の NTV「こどもディレクター」(水曜 23:59~)放映中。出演映画『カミノフデ~怪獣たちのいる島~』が 7月26日公開。企画・プロデュースした今冬公開の児童養護施設のドキュメンタリー映画『大きな家』に続き、ハリウッド映画『ボクがにんげんだったとき/When I was a human』のエグゼクティブプロデューサーも務める。www.b-b-h.jp/saitohtakumi

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