深まる秋、甘美なるマロンの誘い。
TOKYOパリジェンヌのスイーツみやげ 2016.10.11
秋の訪れとともにパティスリーの主役となる、マロンのスイーツたち。旬の栗の魅力を凝縮したモンブランをはじめ、さまざまな形でマロンを味わえる幸せな季節の到来だ。今回は、パリでもその実力を認められる3人のパティシエ/ブーランジェが提案する栗スイーツをピックアップ。クレームパティシエールやメレンゲ、ナッツやラムなどと組み合わせた贅沢極まりないクリエイションに注目を!
W27.5xH3㎝)¥12,312/アスティエ・ド・ヴィラット
オレンジ香る、濃密マロンの傑作。
「ホテル・ル・ブリストル・パリ」のシェフパティシエ、「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」のクリエイティブディレクターという華々しいキャリアを重ねた後、2014年にはパリのモンマルトルに自身のパティスリーをオープンし、いまや世界中のスイーツラヴァーが注目するパティシエとなったジル・マルシャル。彼のスイーツが、東京にいながらにして(しかも、驚くほどのバリエーションをもって!)体験できる特別なフェアが、ハイアット リージェンシー 東京で開催中だ。今回ピックアップしたのは、マロンのパティスリーを得意とするジルの真骨頂とも言えるガトー「シャルロット マロン」。ほっくりと風味豊かなイタリア産栗をあえてざくざくと刻み、口どけまろやかなマロンのサバイヨンと融合。その上にはクルミのビスキュイ、ヴァニラ香るシャンティ、ヘーゼルナッツのキャラメリゼ、オレンジのコンフィ、栗のシロップ煮を重ねて絶妙なるコンポジションが完成! フランス菓子の基本がすべてそこにあるかのような伝統的なルセットを軸に、柑橘の香りを利かせる“ジル・マルシャル”のスタイルでまとめあげた一品。最後のひと口まで、めくるめく感動に酔いしれて。
会期:開催中~12月18日(日)
生菓子、焼菓子、今回のフェアのために考案した特別なスイーツコース
マルシャル氏の出身であるフランス ロレーヌ地方の伝統的なフランス菓子のエスプリ、世界屈指のホテルやパティスリーで培った高い感性と技術、そしてトップパティシエだけが持つ独自の創造性が見事に融合した魅惑の世界を楽しんで。
東京都新宿区西新宿2-7-2 ハイアット リージェンシー 東京2F(ロビーフロア)
Tel. 03-3348-1234(代表)
営)10:00~21:00
販売期間:〜12月18日(日)
www.hyattregencytokyo.com/restaurant/
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秋の訪れとともにパティスリーの主役となる、マロンのスイーツたち。旬の栗の魅力を凝縮したモンブランをはじめ、さまざまな形でマロンを味わえる幸せな季節の到来だ。今回は、パリでもその実力を認められる3人のパティシエ/ブーランジェが提案する栗スイーツをピックアップ。クレームパティシエールやメレンゲ、ナッツやラムなどと組み合わせた贅沢極まりないクリエイションに注目を!
艶やかなグラサージュと、内に潜む柑橘の魔法。
今年、パリの老舗パティスリー「ラデュレ」のシェフ・パティシエールに就任したクレール・アイッツレール。かつてベージュ・アラン・デュカス東京でデザートを担当していた彼女が、ラデュレで初めて迎える秋の新作は「モンブラン・アグリュム」。薄いメレンゲの内側には柑橘のマーマレード、ヴァニラ風味のクレーム・シャンティを重ね、その上にマロンのムースをのせてシロップ漬けのマロンを飾りつけた姿は、フォークを差し込むのがもったいないほどエレガントでチャーミングな面立ち。ふわりと溶け込むような繊細さ、柑橘の軽やかさから、モンブランの多様性を体感して。
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秋の訪れとともにパティスリーの主役となる、マロンのスイーツたち。旬の栗の魅力を凝縮したモンブランをはじめ、さまざまな形でマロンを味わえる幸せな季節の到来だ。今回は、パリでもその実力を認められる3人のパティシエ/ブーランジェが提案する栗スイーツをピックアップ。クレームパティシエールやメレンゲ、ナッツやラムなどと組み合わせた贅沢極まりないクリエイションに注目を!
販売期間:〜11月上旬
プレート:オーバルプレート ヴィラ・メディシス(W39cm) ¥23,760/アスティエ・ド・ヴィラット
ほんのりとラム酒が香る、大人の秋のエスカルゴ。
食材に対する独自の理念をベースに、フランスの伝統的な手法で自身のブーランジェリーを展開するクリストフ・ヴァスール。彼のヴィエノワズリー店「RITUEL par Christophe Vasseur」では、クリストフが自身の“創造性の象徴”として愛する「エスカルゴ」に、栗を贅沢に使った秋限定フレーバーが登場する。じっくり寝かせて折り込んだクロワッサン生地に、栗とアーモンドを合わせた自家製クリームと、渋皮栗をたっぷり巻き込んで焼き上げられた「エスカルゴ オ マロン」。石床式のオーブンでゆっくりと焼き上げるザクザクとしたクラストと、こっくりと深みのある栗との相性の良さは言うまでもなく。ほんのり利かせたラム酒のアクセントに導かれ、秋の深まりを堪能してみては?
東京都港区北青山3-6-23
Tel. 03-5778-9569
営)月〜金 8:00〜19:00 / 土日祝 9:00〜19:00
不定休
http://rituel.jp/
パリのボザールで出会ったクリエイターたちが始めたセラミックと家具のブランド「アスティエ・ド・ヴィラット」。芸術一家のAstier de Villatte家のエスプリ、ローマでの暮らしの経験、蚤の市の屋根裏部屋で見つけた美しくも奇妙で魅力あふれるものたち。そういった物ものにインスピレーションを得ながら、パリ市内にあるアトリエでオリジナリティあふれるアイテムを創り出している、まさにMade in Parisのブランド。今回は、パティシエたちのクリエイションと共鳴するような3つのプレートをピックアップ。
●問い合わせ
H.P.DECO
Tel. 03-3406-0313
http://www.hpdeco.com/brand/179/
photos:TETSUO KITAGAWA, texte:AKARI MATSUURA, collaboration:ASTIER DE VILLATTE