蔵前で、お茶の香りを楽しむ焼き菓子に出合う。
TOKYOパリジェンヌのスイーツみやげ 2019.07.03
東京でいま注目を集めるエリア・蔵前の「菓子屋 シノノメ」へ、とっておきの手みやげを買いに。この季節は、爽やかな香りの余韻をもたらす“お茶もの”菓子をピックアップしたい。
■ 素材使いに新しさが宿る、ベーシックな焼き菓子。
左手前:定番人気の「ウーロン茶マドレーヌ」。¥250 左奥:紅茶を使ったスコーンは、オレンジピールとレモンミンチの香りがアクセント。「紅茶とオレンジピールのスコーン」¥300 右手前:金萱茶、ナッツとチョコがけの2種が楽しめる「ビスコッティ」¥380
器:マーブルプレート(B)¥8,000/Keicondo
アンティークの家具で設えたシックな店内に足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたような不思議な感覚に。「菓子屋 シノノメ」の対面式のカウンターにずらりと並ぶ焼き菓子から、今回はお茶を使った焼き菓子の数々に注目。たとえば、三重県産・黒烏龍茶を使用したやさしい味わいの「ウーロン茶マドレーヌ」や、ミルクのような甘い香りが印象的な台湾産・金萱(きんせん)茶を使ったビスコッティなどは、茶葉のセレクトにもセンスをうかがわせる。
気まぐれでお目見えするという「紅茶とオレンジピールのスコーン」は、生地に練り込んだアールグレイ茶葉の香りが印象的なひと品だ。伝統的なレシピをリスペクトしながらも、素材の組み合わせの妙で新しさを表現する焼き菓子を、ぜひ体験してみて。
photo:TETSUO KITAGAWA, texte:AKARI MATSUURA
BRAND SPECIAL
Ranking