近年、国際的評価が高まりつつある新世界ワイン。新世界とは、ワイン造りの歴史が浅い新興国を指し、なかでもオーストラリアは生産量世界第6位のワイン大国。そんな注目のオーストラリアワインと食材に特化したレストランが北参道にオープン。「ブラックアンガス牛と和牛をかけ合わせたストックヤード和牛など、まだ日本では知られていない優れた食材を伝えていきたい」とは意欲的な福田浩二シェフ。シンプルに備長炭で焼き上げるほか、多民族国家ならではの独特のスパイス使いや幅広い調理法で、新しい現在(いま)のオーストラリア料理を発信している。
料理はすべて¥6,264のコースから。「ストックヤードオーストラリア産和牛肩ロース」。鉄分の濃い肉にスパイシーなワインを。「ロックフォード バスケット シラーズ」1本¥15,012
メイン料理の備長炭焼き「高知産ウチワエビ」はコースにプラス¥1,080。アルゼンチン発のチュミチュリソースと。
前菜の「ニューサウスウェルズ産ラムアシェット」。左から、キョフテ(中東版肉団子)とキュウリのサラダ、ラムショルダーのモロッコ煮込み、ラムフィレ肉のパイ包み。エキゾティックな味わいが楽しめるのもオーストラリアが持つ幅広い食文化ゆえ。

テラ・アウストラリス
Terra Australis
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-29-2 2F
TEL:03-6455-4827
営)11時30分~14時L.O.、17時30分~21時L.O.
休)月
12席
*『フィガロジャポン』2016年5月号より抜粋
texte : KEIKO MORIWAKI, photos : YU NAKANIWA
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