焼き鳥の名店「鳥よし」が新店をオープン! といっても、焼き鳥ではなく主役は魚。「炉端焼きのように魚を丸ごと一尾焼く店を作りたくて」とは「鳥よし」の主人、猪股善人さん。もとより、炭火焼きはお手のもの。岩魚や鮎など、串打ちした魚が紀州備長炭を囲む様子も臨場感抜群だ。炭火の遠赤外線効果により、表面はパリッと香ばしく身はほっくりと焼き上げられた魚のうまさはまた格別。いっぽう、炭火焼きのワイルドさに対しコースを彩る料理は、料亭仕込みのあでやかさ。腕を振るうのは和食一筋33年の北野清久料理長。品よく風味豊かな出汁が決め手のお椀や、白魚の玉締めといった本格割烹の味を、肩肘張らずに楽しめる。
カウンター席から見える囲炉裏。手前から、夏に向け旬を迎える鮎とキンキ。
ライブ感のあるオープンな厨房。
料理はいずれも¥10,800のコースより。「金目鯛のお椀」。椀だねの金目鯛も炭火で焼いてあり、香ばしく美味。
「白魚の玉締め」。白魚やウド、シイタケを卵でふんわりととじた一品。甘さを控えた出汁が優しい味わい。
gourmande memo
焼き鳥名人の猪股さんが焼き魚にチャレンジしている点に注目! 伊東港の貴重な魚も入荷予定とか。アラカルトが増えればより使い勝手がよくなりそう。
炭割烹 北野
東京都中央区銀座7-2-先 コリドー街2F
TEL:03-6264-5768
営)17時~22時L.O.
休)日
予算:¥15,000~
座席数:カウンター12席、4名用個室4室
*『フィガロジャポン』2016年6月号より抜粋
東京都中央区銀座7-2-先 コリドー街2F
TEL:03-6264-5768
営)17時~22時L.O.
休)日
予算:¥15,000~
座席数:カウンター12席、4名用個室4室
*『フィガロジャポン』2016年6月号より抜粋
texte : KEIKO MORIWAKI, photos : YU NAKANIWA
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