世界は愉快 アウトドア編 from LA アメリカでニーズ増、キャンピングカーの女子的リノベ。

世界は愉快 2021.06.23

文/稲石千奈美(在LAカルチャーコレスポンダント)

飛行機やホテルに頼らず、家族や少人数のグループで旅ができると、パンデミックの最中に人気が急上昇したキャンピングカー。広いアメリカのロードトリップや大自然をより自由に、快適に、経済的に満喫するための魅力的なオプションだ。

RV(レクリエーション車)と称されるキャンピングカーには、モーターホーム、牽引するキャンパーバン、トレイラーなど数タイプあり、いずれもレンタルが可能なのだが、コロナ禍で需要が高まり予約困難な状況も続出した。特にX世代、ミレニアル世代は購入意欲が刺激され、キャンピングカーの売り上げが増加、2020年の販売台数は前年比で35%増(!)にもなった。需要とともに値段も上昇するキャンピングカー市場で、注目されているのが中古車だ。おしゃれとは言いがたいキャンピングカーのインテリアや設備に妥協せず、中古車にスタイリッシュなリノベーションを施すDIYコミュニティも活発になっている。

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車内で長く過ごす旅に出るのなら、自分のスタイルを追求して、インテリアも好みのデザインにしたくなるもの。キャンピングカーリノベーションのアイデアは、インスタグラムが参考になる。たとえば、7人の大家族でアウトドアや休暇を楽しむために手がけたキャンピングカーリノベーションをビジネスとしても成功させたミシガン州のDIYママ、サラ・レンプのアカウント(@purposeblog)。

サラが手掛けたキャンピングカー。「私のリノベーションがインスピレーションになればうれしい。キャンピングカーがより親しみやすく、一人でも多くの人がキャンプを好きになってくれるように」


現在まで11台の中古キャンピングカーをボヘミアンシックなデザインに改装、自身のウェブサイト「All things with purpose」などで販売し、60,000ドルの利益を上げているという。さらに、DIYキャンピングカーに関心のあるコミュニティをSNSで支援したり、家族旅行の様子を公開し、キャンピングカーでの旅のアドバイスを発信するなど精力的に活動している。自身も含む13人のキャンピングカーリノベーターをフィーチャーした本「All things camper renovating 」も出版した。

そういえば、うちの近所でもキャンピングカーが増えてきた気がして数えてみると、たった2ブロック、徒歩5分圏内に8台もあった。みなさんのキャンピングカーはどんなインテリアなのか、どこに旅しているのか、尋ねて参考にしてみたくなる。

text: Chinami Inasishi

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