意外なヘルスケア術 from 韓国果敢な挑戦のヘルスケア。若さを記録するボディプロフィール撮影。

世界は愉快 2022.10.24

鄭慈卿　Ja-Kyung Jung

数年前まではボディビルダー、芸能人、アスリートなど有名人だけがやっていたボディプロフィール撮影。自身の身体を引き締めて健康的な姿になった後、その姿を記録も兼ねて撮影してSNSアカウントなどで公表していく行為を指す。いまは一般人の間でも人気となってきた。ボディプロフィール撮影は単なる流行ではなく、自分磨きのヘルスケアとしても注目されている。このムーブメントが起こった理由は・・・・・・

まずは、コロナ禍において自宅でのトレーニングに人々が集中したこと。ひとりで楽しめる趣味に注目が集まり、運動にハマる人がぐんと増えた。ふたつめに、韓国で流行っているバケットリスト(Bucket list)がこのブームを下支え。バケットリストとは、死ぬまでにやりたいことを書きとめ、具体的に計画を立てて実現していくことである。３つめはダイエットブーム。新年の抱負に、結婚式、夏が来る前に、など、トレンドというよりは人々のボディメンテナンスやヘルシーライフの日常的な関心事として韓国では定着している。

筋肉質で健康的なボディを披露するセレブリティのおかげもあり、インスタグラムでも「ボディプロフィール」が人気ハッシュタグに浮上。自分が理想とするボディを作った後に写真に残したいという欲望が、一般人にとってもヘルスケアに繋がっていることは間違いない。もちろん、短期間で過度な運動や食事制限をするのはおすすめできないが、無理のない範囲で適度な運動を続けていけば、セレブでなくとも念願のボディプロフィールを公表して、それを保ち続けたい！という気持ちから、健康と美しさが長い期間担保されることに繋がる。