アフガニスタンの女学生に課せられた復学の条件とは。

Society & Business 2021.09.08

私立大学が再開されたアフガニスタンで、タリバン新政権は女性の復学条件を規定する法令を発表した。

aflo_168487070.jpeg女性の権利を求めデモ行進をする女性たち(アフガニスタン、2021年9月3日) photo : ロイター/アフロ

タリバン新政権は9月4日、高等教育省を通じて、アフガニスタンの女子学生が私立大学で学ぶための条件を定めた法令を発表した。黒のアバヤ(身体を覆う大きなベール:編集部注)と、顔を覆って目だけを見せるニカブの着用を規定。また、授業は男女別のクラスで行われる。男女が廊下ですれ違うのを防ぐため、女性は男性よりも5分早く自分たちの教室を出て待合室に向かい、男子学生が教室を退出するまで待機しなければならない。大学には「女子学生のために女性教師を採用する」か「人格的に優れた高齢の教授」を採用することが求められるという。

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一応の改善?

女性の権利は、8月15日、電光石火の攻勢で政権を奪取したタリバンに対し、国際社会が最も懸念している問題だ。アフガン国民の一部と同様に国際社会も、政権復帰後、より穏健な面を強調しようとしているタリバンの残虐性を忘れてはいない。

1996年から2001年までの第1次タリバン政権時代には、男女分離のルールにより、ほぼ全ての女性が学校教育を受けられない状態にあった。また、頭と身体をすっぽりと覆い、目の部分にメッシュが付いたブルカの着用が義務付けられていた。

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難しい環境整備

タリバン政権が復活する前、アフガニスタンの女子学生は、男女混合のグループで授業を受けたり、男性が講師の授業に参加したりすることができた。

今回の男女別学について、匿名の大学教授はAFPの取材に対し、「現実的には難しく、女子と男子を分けるための女性教師や教室が足りない」と語る。「しかし、女性が学校や大学に通うことを許可したこと自体は、重要で前向きな一歩だ」とも。

過去20年間、学校や大学は国を揺るがす暴力から免れることができず、数度にわたって、死者を出すテロの標的となってきた。タリバンはこれらの攻撃への関与を常に否定しており、中には「イスラム国」の現地支部が犯行声明を出したものもある。

text : Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr) with AFP

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