世界のリーダーに一問一答! 「自ら積極的に動くことで道を開く」クレールの働き方とは?
Society & Business 2022.01.01
大企業の社長や起業家など、世界で活躍する女性リーダー10人に質問。これまでの歩みや、いま考えていること……彼女たちの頭の中を知れば、前進するヒントになる!
クレール・シャブリエ|Claire Chabrier
フランス・インベスト会長、アムンディ・プライベート・
エクイティ・ファンドのアソシエイトディレクター
Q.座右の銘はありますか?
怖くても、前に進む!
Q. 起床時間は何時ですか?
7時。8歳と12歳の娘の世話があり、8時までは目の回る忙しさ! 私のいる組織のように男性が多い職場では、早朝や深夜に電話がかかってくることもあり、家庭を守るために日々奮闘しています。
Q.役職や仕事内容を教えてください。
アムンディ・プライベート・エクイティ・ファンドのアソシエイトディレクターとして、成長する企業の支援をしています。2020年6月からは、フランスのさまざまな投資関連企業の協会フランス・インベストの会長も務めています。ここ40年の間に、女性がこのポストに就くのは私でふたり目だそうです。
Q.仕事で障害になったことは?
2011年に10年ぶりに東欧からフランスへ戻ってきたのですが、人との繋がりが大事な職業なのでなかなか大変でした。自ら積極的に動くことで道を開きました。
Q.出身地や家族について教えてください。
オーヴェルニュ地方で育ちました。両親はヘルスケア産業に従事しています。パリのエリート層出身ではありませんが、女性を含めて仕事を大切にする家庭に育ちました。
Q.今後の課題や挑戦しようとしていることは?
まず投資家の責任として、環境問題に向き合うこと。ふたつ目に、男女平等とダイバーシティのために行動すること。フランス・インベストで才能ある女性賞を創設し、また35歳以下の理事会を設置することで、若い人々に関心を持って提案してもらうことを期待しています。最後に、私たちはコストを半減させるために存在しているのではなく、イノベーションや開発のために資金を提供して支援している。そういう存在だということを起業家たちに理解してもらうことです。
「フィガロジャポン」2022年1月号より抜粋
photography: Léa Crespi (Madame Figaro) text: Morgane Miel (Madame Figaro)